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スキューズ数 : ミニ英和和英辞書
スキューズ数[すきゅーずすう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [すう, かず]
  1. (n,n-suf) number 2. figure 

スキューズ数 : ウィキペディア日本語版
スキューズ数[すきゅーずすう]
スキューズ数(スキューズすう、Skewes number)は、南アフリカの数学者が素数の個数に関する研究において用いた、極めて大きな数である。あるいは、π(''x'') > li(''x'') を満たす最小の自然数 ''x'' を指すこともある。ここに、π(''x'') は ''x'' 以下の素数の個数、li(''x'') は対数積分である。この意味でのスキューズ数は、1014 から 1.3983 × 10316 の間にあることが知られているが、正確にいくつであるかは不明である。
== 歴史 ==
素数定理によれば、π(''x'') は漸近的に li(''x'') に等しい。実際の値を比較すると、現実的に計算が実行可能な程度に ''x'' が小さいあいだは常に li(''x'') の方が大きいように見えるため、π(''x'') > li(''x'') となる ''x'' が存在するか、という問題が自然に考えられる。ガウスリーマンはそのような ''x'' は存在しない、と予想していた。スキューズの指導教官であるリトルウッドは、1914年の論文において、そのような ''x'' が存在することのみならず、π(''x'') − li(''x'') の符号は無限回変わることを示した。すなわち、π(''x'') と li(''x'') は無限回抜きつ抜かれつするのである。しかし、リトルウッドの証明は、いつ初めて π(''x'') が li(''x'') を追い抜くか、という見積もりを与えるようなものではなかった。つまり、リトルウッドの証明は計算可能でないが、結果は有効な結果であることが、スキューズ数の発見により実証されたことになる。
スキューズは、1933年の論文において、リーマン予想が真であるとの仮定の下に、π(''x'') > li(''x'') となる ''x'' は、次の数以下に存在することを証明した。
:e^= e^ \left( <10^ \right)
これがオリジナルのスキューズ数であり、第一スキューズ数とも呼ばれる。後にグラハム数などにその座を譲ることになるが、当時としては意味のある数学的議論に登場する最大の数であった。なお、この見積もりは非常に大雑把なものであり、後述のように評価は大幅に改良される。
スキューズは1955年には、リーマン予想を仮定することなしに、''x'' は次の数以下に存在することを証明した。
:e^ \approx e^ \left( <10^ \right)
これは第二スキューズ数と呼ばれる。表現のシンプルな評価 10^10^10^10^3 も第二スキューズ数としてしばしば言及される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スキューズ数」の詳細全文を読む




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