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シャグマアミガサタケ : ウィキペディア日本語版
シャグマアミガサタケ

シャグマアミガサタケ(赭熊網笠茸、''Gyromitra esculenta'')は、子嚢菌門フクロシトネタケ科シャグマアミガサタケ属に属するキノコの一種である。
== 形態 ==
子実体は高さ5-8cmあるいはそれ以上に達し、頭部と明瞭な柄とで構成される。頭部は全体としては歪んだ球状をなし、表面には著しい凹凸やしわを生じて状の外観を持ち、黄褐色ないし赤褐色を呈する。柄は太く円柱状でしばしば浅い縦じわを有し、類白色ないしクリーム色で多少ざらつく。縦断面では、頭部は一枚の円盤状の子実層托(胞子形成部=結実部;Hymenophore)が複雑かつ不規則に折りたたまれた構造を有し、柄の内部にもしばしば不規則な空隙を生じている。
子嚢は細長い円筒状ないしこん棒状を呈し、無色で大形かつ薄壁、ヨウ素溶液で青く染まらず(未熟な子嚢では細胞質が黄褐色に染まるが、青変することはない)、先端に薄い円盤状で明瞭な蓋(Operculum)を備え、内部に8個の子嚢胞子を生じる。子嚢胞子は広楕円形で無色・薄壁、10パーセントの水酸化カリウム水溶液中で観察すると両端にごく低いクッション状をなした附属体(Apicula)が認められ、ヨウ素溶液で呈色することはなく、しばしば2個の小さな油滴を含み、1個の核を有する。子嚢に混じって、無数の側糸(不稔菌糸)が見出され、少数の隔壁を有し、その先端は僅かに膨れるとともに赤褐色の顆粒を含んでいる。子実体を構成する菌糸は無色・薄壁で、隔壁部で弱くくびれることがあり、かすがい連結を持たない。柄の表面においては、菌糸の先端が洋ナシ状ないし球状に膨れるが、顕著に発達した表皮層をなすことはない〔Medel, R. A., 2005. A review of the genus ''Gyromitra'' (Ascomycota, Pezizales, Discinaceae) in Mexico. Mycotaxon 94: 103-110.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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