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シモーヌ・ド・ボーヴォワール : ミニ英和和英辞書
シモーヌ・ド・ボーヴォワール[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

シモーヌ・ド・ボーヴォワール : ウィキペディア日本語版
シモーヌ・ド・ボーヴォワール[ちょうおん]

シモーヌ・リュシ=エルネスティーヌ=マリ=ベルトラン・ド・ボーヴォワール(Simone Lucie-Ernestine-Marie-Bertrand de Beauvoir、1908年1月9日 - 1986年4月14日)はフランスの作家、哲学者。
サルトルの事実上の妻。サルトルの実存主義に加担するとともに、フェミニズムの立場から女性の解放を求めて闘った。
== 来歴 ==
1908年1月9日に、ボーヴォワールはフランスパリにて、父ジョルジュ・ド・ボーヴォワールと母フランソワーズ・ド・ボーヴォワールの間に生まれた。父はかなりの資産を持っており、母は富裕な銀行家の娘だった。しかし、母方の銀行は事業に失敗し、父もいくつかの投機に失敗したため、経済的にはやや苦しい状況となっていた〔トリル・モイ『ボーヴォワール 女性知識人の誕生』p82 大橋洋一 片山亜紀、近藤弘幸訳 平凡社 2003〕。こうした中、ボーヴォワールはカトリック系の女学院に進学したのち、女性が大学に進むのが稀な時代においてパリ大学哲学を修めた。
1929年、生涯を通じて公私ともに影響を与えることになるサルトルと知り合う。その年のアグレガシオン(1級教員資格)(哲学)に2人とも合格(サルトルが1位、ボーヴォワールが2位)。21歳での合格は史上最年少であり、また女性全体としてもアグレガシオンが女性を受け入れ始めてから9人目の合格者だった〔トリル・モイ『ボーヴォワール 女性知識人の誕生』p12 大橋洋一 片山亜紀、近藤弘幸訳 平凡社 2003〕。これに前後して、ポール・ニザンレヴィ=ストロースメルロー=ポンティとも知己を得る。
同年、サルトルと「契約結婚」を結ぶ。この結婚は結婚関係を維持しつつお互いの自由恋愛を保障するなど前衛的なものであった。当初は2年の契約だったが、幾度かの波乱はあったものの結果的には二人の関係はサルトルの死まで50年間続いた〔フェミニズムの旗手ボーボワール生誕100周年、浮かび上がる「光と影」 AFP 2008年01月11日 2016年1月21日閲覧〕。
1949年、代表作となる『第二の性』を執筆。同書の第2部「体験篇」冒頭において「On ne naît pas femme:on le devient. 人は女に生まれるのではない、女になるのだ」とし、女性らしさが社会的に作られた約束事に過ぎないことを主張。この作品は後に「社会のタブーに挑みフェミニズム運動に革新をもたらした」と評された〔フェミニズムの旗手ボーボワール生誕100周年、浮かび上がる「光と影」 AFP 2008年01月11日 2016年1月21日閲覧〕。ジェンダー論の基礎を作る自伝的小説『レ・マンダラン』(1966年)は、サルトルほか若い頃からの友人たちをモデルにした作品で、ジュリア・クリステヴァの『サムライたち』のモデルともなった。
1954年ゴンクール賞1975年エルサレム賞1978年オーストリア国家賞を受賞。
1986年、パリで没。サルトルと並んで、遺体はパリのモンパルナス墓地に埋葬されている。墓石には、上段にサルトル(1905-1980)、下段にボーヴォワール(1908-1986)の名が刻まれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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