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サマイパタの砦 : ウィキペディア日本語版
サマイパタの砦[さまいぱたのとりで]

サマイパタの砦(サマイパタのとりで、El Fuerte de Samaipata)は、ボリビアサンタ・クルス県にある考古学的な遺跡であり、ユネスコ世界遺産にも登録されている。ボリビア国内を走るアンデス山脈の東の山麓に位置し、ボリビアの国内外から観光客が訪れる。この砦は近隣のサマイパタの町の人々に使われていた。
砦と呼ばれるが、実際には軍事拠点ではなく、コロンブス到達以前の宗教的な遺跡である〔世界遺産アカデミー監修 (2012) 『すべてがわかる世界遺産大事典・下』マイナビ、p.295〕。建造した先住民族は特定されていない〔。
20世紀以降には『神々の戦車』(邦題『未来への記憶』)で知られる古代宇宙飛行士説の主唱者の一人であるエーリッヒ・フォン・デニケンが、この遺跡は空飛ぶ円盤の発着施設跡であると主張した。彼に言わせれば、遺跡の頂上の岩に刻まれた、傾斜の付いた平行な溝で描かれた円が、その証拠なのだという。この主張がまともに検討されていないのは言うまでもない。
観光客が歩き回ることで岩に刻まれたシンボル群に損傷が見られることから、内部はこれ以上の損傷を避けるために閉鎖されている。しかし、そのほとんどはまだ見学可能である。遺跡へのアクセスは容易で、サマイパタの町から連絡バスが何台も出ている。なお、少額の入場料が徴収されている。
== 登録基準 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サマイパタの砦」の詳細全文を読む




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