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サイフォンの原理 : ミニ英和和英辞書
サイフォンの原理[り]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はら, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
原理 : [げんり]
 【名詞】 1. principle 2. theory 3. fundamental truth 
: [り]
 【名詞】 1. reason 

サイフォンの原理 ( リダイレクト:サイフォン ) : ウィキペディア日本語版
サイフォン[り]

サイフォン(siphon、ギリシア語で「チューブ、管」の意味)とは、隙間のないを利用して、液体をある地点から目的地まで、途中出発地点より高い地点を通って導く装置であり、このメカニズムをサイフォンの原理と呼ぶ。
== 仕組み ==

何らかの液体を、高い位置にある出発地点と低い位置にある目的地点を管でつないで流す際、管内が液体で満たされていれば、管の途中に出発地点より高い地点があってもポンプでくみ上げることなく流れ続ける。この仕組みは液体をに模して、鎖が出発地点より高い位置にある滑車を経由してもう一方へと移動するモデルによっても説明される。
管内が液体で満たされているときには管内の静圧についてパスカルの原理を用いて考えると、出発地点(タンクの水面)における静圧は目的地点における静圧よりも液柱の高さの差分にかかる重力分だけ高くなり、この圧力差を駆動力として液体は目的地点へと流れる〔現実的な系では管内の流路抵抗が無視できず、ベルヌーイの定理を適用することはできない。〕。
途中、どれくらい高い地点を通ることができるかは大気圧蒸気圧および液体の比重による。最高地点において液体の圧力が蒸気圧より低くなった場合は液体は気化し(キャビテーション)、比重がほぼ0になり重力による圧力差が急減することから、液体が気化した時点でサイフォンは停止する。したがって、サイフォンが成立できる最大の高さは、液体の密度と出発地点の圧力によって決定される。1気圧下において、理論上ならば出発地点から最高約10 mの高さを通るサイフォンを作ることができ、水銀の場合は約76 cmのサイフォンが作成可能であるが、実用的には水の場合キャビテーションによって7~8mとされる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サイフォン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Siphon 」があります。




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