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『サイドカーに犬』(サイドカーにいぬ)は長嶋有のデビュー作の短篇小説、及び、同作を原作とした2007年6月に公開された日本映画。母親が家出した家庭に突如入り込んできた主人公・ヨーコと、10歳の少女・薫の心の交流を描いた作品である。第92回文學界新人賞受賞作。 『文學界』2001年6月号に発表され、第125回芥川賞の候補にもなっている。後に『猛スピードで母は』に収録され、文藝春秋より刊行された。 竹内結子主演で映画化され、2007年に公開された。 == ストーリー == 1980年代の夏を舞台にキャリアウーマンとして精力的に不動産会社で働く薫は父と暮らしていた弟に自分の結婚式に出てくれと頼まれる。ふと、憧れの女性、ヨーコを思い出す。二十年ほど前、家出していった母と入れ違いのように家にやって来たヨーコは、ドロップハンドルの自転車を駆り、タバコをふかす、母とは正反対の豪快な女性だった。彼女は薫のために食事を作り、コカ・コーラの味や流行りの音楽を教えてくれた。犬を見て、犬がいいのか飼い主がいいのかという不思議な問いをしてくる。そして、互いに尊敬しあう友情の存在も…。だが、父との諍いのすえ家にいられなくなったヨーコは、最後の夏休みにつきあってくれ、と薫を誘うのだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サイドカーに犬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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