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サイコガンダム : ミニ英和和英辞書
サイコガンダム
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


サイコガンダム : ウィキペディア日本語版
サイコガンダム

サイコガンダム (PSYCO-GUNDAM) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式のロボット兵器「モビルアーマー」(MA)の一つ。
初出は1985年放送のテレビアニメ機動戦士Ζガンダム』。
作中の敵側勢力である地球連邦軍特殊部隊「ティターンズ」の所属機で、人型の「モビルスーツ」(MS)形態への変形機構を備えた可変機。MS形態時の全高は40メートルに達し、標準的なMSの倍に相当する巨体を持つ。人工「ニュータイプ」である強化人間による操縦を前提としており、「サイコミュ」と呼ばれる特殊インターフェイスで制御される強力な武装を多数備えている。劇中では、女性の強化人間である「フォウ・ムラサメ」が搭乗し、主人公「カミーユ・ビダン」が所属する反地球連邦組織「エゥーゴ」の前に立ちはだかる。
当記事では、同じく『Ζガンダム』、および続編の『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する改良機「サイコガンダムMk-II」や、そのほかのバリエーション機についても記述する。
== 機体開発 ==

地球連邦軍のニュータイプ機関・ムラサメ研究所が開発した強化人間専用機。
頭部などの形状はガンダムタイプを踏襲しているが、内部システムは旧ジオン公国軍のMS「ジオング」などを参考にしており、コクピットもジオングと同様に頭部に存在する。サイコミュ・システムを小型化できなかったため、やむなく機体サイズもシステムに合わせて設計されており、初登場時点における他のMS に比べると2倍以上の巨体となった〔本編での1号機は演出との兼ね合いから、設定以上の巨体に描かれているシーンが散見される(第17話「ホンコン・シティ」での市街戦など)。〕。そのため、「ガンダム」を冠しているもののMSではなく、モビルアーマー (MA) に分類される。
原案は、一年戦争終戦後に拠点防御用として立案された「モビルフォートレス計画」であり、巨大な箱型の機体に大型拡散メガ粒子砲3基と近接防御用のビーム砲が約10基、防御兵装にIフィールドバリアがそれぞれ装備されている。
緩慢な動作に加え、高速の敵機の攻撃に対応できないという問題が対抗派閥に指摘されたことから有線接続の随伴機などが検討されたが、可変MAアッシマーの登場により計画は修正され、近接戦闘に対応するためのMS形態への可変機構が搭載されることとなり、これがサイコガンダムの誕生へつながる。
本機は火器管制や機体制御を全てサイコミュでコントロールするという、いわばパイロット自身もシステムを構成するパーツの一部として設計されており、パイロットに非常に大きな精神的負担をかけるために通常の人間ではあつかえない。通常の人間が操縦することでシステムが安定していない場合には、それに耐えられずに発狂か死に至る危険性すら持つ機体であり、実質的には強化人間専用機となった。
このシステムは、たとえパイロットが機体より離れた場所にいたとしても、パイロットが戦闘を感知するとサイコミュの遠隔操作により機体がパイロットのもとへ赴き(この機能は「サイコミュ・コントローラー」と呼ばれる)、強制的に戦闘に参加させるというものである。
近接戦闘に対応するためのMS形態がガンダムタイプである理由は、連邦軍内部のガンダム信仰によるものである。モビルフォートレスと呼ばれるMA形態に変形可能で、その巨大な機体を飛行させるためにミノフスキークラフトを装備している。ガルダ級の輸送機であっても格納できないため、モビルフォートレス状態で牽引して運用される。当初は構想の原案である「モビルフォートレス計画」から発展したものであることから、モビルフォートレス形態での運用をメインに開発されたため、MAに分類されている〔ただし、『マスターピース ZZガンダム』などでの記述のように、「カテゴリー名は兵器としての当初構想である「モビルフォートレス」と呼ぶほうがふさわしい」という意見もある。〕。
武装は腕部をはじめとした多数のビーム砲と、モビルフォートレス形態でも使用可能な腹部の3連装拡散メガ粒子砲。シールドは変形時のオプションに留まり、Iフィールドによってビームを遮断する。なお、近接戦闘に対応するための可変機であるにもかかわらず、近接戦闘時の白兵戦用装備は用意されていない。火力も防御力も圧倒的だが、機体サイズが大きいために機動性は通常のMSよりかなり劣る。また、MS形態時の操縦席の位置が高いこともあり、MS形態時に足を爆破されるとパイロットに多大な危険を及ぼす欠点がある(小説版)。ただし、モビルフォートレス形態ではベースジャバーに乗ったガンダムMk-IIを捕まえるなど(劇場版)、機敏でもある。
強化人間にしか扱えなかったために試作のみで量産はされていない。都合2機が製造された。
; 劇中での活躍
: ムラサメ研究所出身の強化人間フォウ・ムラサメの乗機として登場。1号機は戦力を失ったスードリ隊にムラサメ研からの増援として配備される。ニューホンコンにおけるカラバ襲撃作戦に参加した際に暴走し、ニューホンコンの街に大きな被害を与える。その後、アウドムラに特攻をかけようとしていたスードリに体当たりを敢行し、その爆散と共に失われる。
: 2号機はキリマンジャロ基地防衛隊に配備され、基地攻略に赴いたカラバの部隊を相手に圧倒的な性能を見せるが、バイアランの攻撃からΖガンダムを庇った際にコクピット内のフォウが死亡し、活動を停止する。その後、ティターンズによって回収され、解体を経てサイコガンダムMk-IIへ改修された。
: 劇場版『機動戦士Ζガンダム』では1号機のみが登場。スードリ特攻の際にフォウが死亡するため、2号機は登場しない。
; デザイン
: デザイン原案を担当したのは村上克司。Ζガンダムのデザイン案として村上が提出したものを、藤田一己が作画用にクリンナップした。村上によると変形状態(アニメにおけるモビルフォートレス形態)は『宇宙の戦士』に登場するパワードスーツ用の降下カプセルをモチーフとしている。また、村上はかつてほぼ同コンセプトの特撮巨大ロボット『大鉄人17(ワンセブン)』をデザインしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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