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コノドント()は、カンブリア紀から三畳紀(6億年前から1億8千万年前)の地層から発見される歯状の微化石である。一般に大きさは0.2ミリ~1ミリ程度〔国立科学博物館「プランクトンと微化石」 〕。 動物体の一部の化石で、その正体は長く謎のままだったが、世界中で発見され示準化石として様々な成果を挙げた。発見された化石が魚の歯に似ていたため、円すい状の歯を意味するコノドントと命名された。 現在ではクリダグナサスなどの原始的脊椎動物の歯であると考えられている。 == 特徴 == コノドントは石灰質のごく小さな歯状の化石である。形態には多様性があり、おおよそ以下の三つの型に分けられる。 ;単歯状コノドント :単純な一本の細く鋭い歯であり、先端に向かってやや曲がって尖る。基部は少し広がる。 ;複歯状コノドント :細長い棒あるいは膜状の基盤上に複数の歯が並んだもの。中央のそれが特に長く、その前後に次第に短いものが並ぶのが普通。 ;プレート状コノドント :板状やカップ状などの形で、その背面に歯やこぶが並ぶもの。 いずれにせよ、歯の基部の裏面には基底腔(きていこう)と呼ばれるくぼみがあり、この部分で本体に付着していた。 その形態によってそれぞれに命名されるが、実際には一つの動物に複数の型が存在していたことは20世紀前半より考えられた。これは、複数の型のコノドントが規則的に配列したものが発見されたことにより、これは自然集合体と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コノドント」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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