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コニー・グッピー : ミニ英和和英辞書
コニー・グッピー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

コニー・グッピー : ウィキペディア日本語版
コニー・グッピー[ちょうおん]

コニー・グッピーとは、日本の自動車メーカーであった愛知機械工業株式会社が、1961年4月に発表、5月に発売し1963年まで製造販売していた軽商用自動車(ピックアップトラック)である。
==概要==
当初は前2輪後1輪の一人乗りトラックから発案されたというが、結局、2人乗り4輪車となった。既存の軽商用車より一回り小さなクラスを狙った意欲作で、価格は22万5,000円、エンジンは当時の軽自動車規格の半分あまりに過ぎない199ccであった。並列2座のベンチシートを備えた簡潔なモノコック式ピックアップボディを持ち、その運転席直後、小さな荷台下にパワートレーンを押し込み、後輪を駆動するミドシップレイアウトである。全体のデザインは若手工業デザイナーであった宮田脩平によるもので、完成度の高い内容であった。
最大の技術的特徴は、スクーターからの乗り換え需要を狙って岡村製作所製のトルクコンバーター式自動変速機を採用し、クラッチペダルを排した2ペダル仕様とした点である。このイージードライブ化により、コラム式シフトレバーは単純な前後進のシフトのみを持つ。コンパクトな8インチタイヤ、前輪ダブルウィッシュボーン、後輪トレーリングアームの四輪独立懸架、2ジョイント・スプラインシャフト付のリアドライブシャフト、12V電装系など、技術的には360ccクラスの平均以上に高度な内容を持っていた。
燃料タンクは前方ボンネット助手席側内に収納されるが独立した給油リッドを持つ。ハンドブレーキレバーがダッシュボード正面中央に配置されたステッキ型で特異であった。方向指示器のランプは後部ピラーに側面突出した丸型を配置、車両の前後両方から視認できるようになっており、車体後部にはナンバープレート灯も兼ねたブレーキランプが中央に1つ備わるのみである。
当初は月産300台から立ち上げ、1962年には月産5,000台を目指した。しかし、199cc 11馬力でトルクコンバーター自動変速機付きという最小限の動力性能では、スペックも0-200m加速21.7秒、最高速度は公称で81km/hに留まり、四輪独立式サスペンションや公称100kgに留まる軽積載量も、悪路や過積載が常識であった当時の道路事情・実用状況にはマッチせず、販売は伸び悩んだ。途中、エンジンを強化した「スーパーグッピー」も投入されたが挽回ならず、1963年3月までに当初の一か月分の生産目標にも満たない4,645台が生産されただけで姿を消した。このグッピーと乗用車進出を目指したライトバンコニー・360コーチの失敗で愛知機械工業は1962年9月期に赤字決算・無配に転落、日産自動車との業務提携に進むこととなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コニー・グッピー」の詳細全文を読む




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