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グリーゼ581g : ミニ英和和英辞書
グリーゼ581g[ぐりーぜ581じー]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

グリーゼ581g : ウィキペディア日本語版
グリーゼ581g[ぐりーぜ581じー]

グリーゼ581g(:Gliese 581g)または、GJ 581gとは地球から見ててんびん座の方向に約20光年先にある赤色矮星グリーゼ581公転している未確認の太陽系外惑星である。グリーゼ581系では6番目の惑星である。その存在はリック・カーネギー太陽系外惑星サーベイによって2010年に報告された。しかし、ヨーロッパ南天天文台HARPSでは惑星の存在を確認することはできなかった。
グリーゼ581gはグリーゼ581のハビタブルゾーンのほぼ中央を公転していることで注目されている。ハビタブルゾーンにあるため、表面は-31℃から-12℃という液体が存在できる温度になっており、生命が存在できる環境を保てていると考えられている。少なくとも地球の2.2倍の質量を持つスーパーアースとされている。グリーゼ581gはくじら座τ星eが発見されるまでは地球に最も近い、生命が存在できる惑星だとされてきた。また、地球を1とした時の、地球に対してどれだけ組成が似ているかを表したEarth Similarity Indexの値は翌年にグリーゼ667Ccが発見されるまでは最高の0.76であった。
== 発見 ==
グリーゼ581gはカリフォルニア大学スティーブン・ボーグト率いるチームがリック・カーネギー太陽系外惑星サーベイによって発見された。発見には惑星の重力によって起きる恒星の揺れを観測するドップラー分光法(視線速度法)が用いられ、ケック天文台の観測機器HIRESとラ・シヤ天文台、HARPSの計11年以上に及ぶ、122回の観測で発見された〔。通常、グリーゼ581gほど質量が軽い惑星をドップラー分光法で観測することは極めて困難だが、主星のグリーゼ581自体が太陽の0.31倍の質量〔しかないスペクトル型M3V〔SIMBADではM5Vとなっている。〕の非常に小型の恒星のため、質量が小さな惑星でも大きな揺れが観測できるためであると考えられる〔。
グリーゼ581系には以前からbcdeの4つが発見されていたが、それらの惑星の影響による視線速度のデータを全体から引いてもfとgによる視線速度があったため、存在は確実視された〔。しかし、後にfのものと思われた445日周期の信号とgのものと思われた37日周期の信号がHIRESのデータにしか見られない、HIRESとHARPSだけでは確実に惑星の存在を断定できないなどの研究結果がアストロフィジカルジャーナルで公開された。研究チームはグリーゼ581gを発見者のスティーブン・ボークトの妻の名前にちなみ、Zarminaと呼んでいるが,、国際天文学連合の命名規則にしたがって、公式な認可はされていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「グリーゼ581g」の詳細全文を読む




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