翻訳と辞書
Words near each other
・ グラスネヴィン・セメタリー
・ グラスノスチ
・ グラスノスチ政治
・ グラスノスチ政策
・ グラスノート・レコード
・ グラスハウス
・ グラスハマー
・ グラスハート
・ グラスハートプリンセス
・ グラスハープ
グラスハーモニカ
・ グラスバレー
・ グラスバレー (カリフォルニア州)
・ グラスバレー (企業)
・ グラスバーグ鉱山
・ グラスヒュッテン (オーバーフランケン)
・ グラスヒュッテ・オリジナル
・ グラスピー
・ グラスファイト
・ グラスファイバー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

グラスハーモニカ : ミニ英和和英辞書
グラスハーモニカ[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

グラスハーモニカ ( リダイレクト:アルモニカ ) : ウィキペディア日本語版
アルモニカ[ちょうおん]

アルモニカ(armonica)は、ベンジャミン・フランクリン1761年に発明した複式擦奏容器式体鳴楽器である。
== 概要 ==
グラス・ハープを工夫し、多数の音を様々に奏しやすくさせ、細かな音の動きや、同時に多数の音を独りで奏することが容易になった。直径の異なる碗〔グラス・ハープにおいてはガラス製の部分を“glass”と称し、アルモニカにおいてはガラス製の部分を“bowl”“glass bowl”と称している。“bowl”は日本語において“ball”と混同しやすいため、後者を「ボール」、前者を「ボウル」と表記して区別する傾向もあるようであるが、混乱を避けるため、本項においては「ボウル」「ボール」の両表記を避け、“bowl”を意味するなら「碗」、“glass bowl”なら「ガラス碗」と表記することとする。〕状にした複数のガラス〔 は日本語において2種の単語の形で意味が使い分けられている。すなわち「ガラス」というと素材としての物質名を意味し、「グラス」というと足付酒杯などのガラス食器を意味する。しかし、この「ガラス」と「グラス」という単語は、元は同じ英単語 “glass” であるところから、意図的に厳密な使い分けをしたとしても読者に混乱を招きかねないため、本項では明らかに誤解の起きないであろう2単語、すなわち、前者を「ガラス」、後者は「ゴブレット」とすることで意味分けすることとし、「グラス」という語は特別な必要性のある場合以外はあえて使用を避ける方針とする。〕を大きさ順に十二平均律半音階に並べ、それらを鉄製などの回転棒に突き刺して回転させながら、基本的には、水で濡らした指先をガラスの縁に触れさせる摩擦によって、グラス・ハープと同様に共鳴するガラスからの音で音楽を奏する。
パガニーニは「何たる天上的な声色」と言い、トーマス・ジェファーソンは「今世紀の音楽界に現れた最も素晴らしい贈り物」と主張し、ベンジャミン・フランクリンは「何ものに比べがたい甘美な音」と表現したと伝えられている。またベンジャミン・フランクリンは、もしハープが「天使の楽器」であるなら、アルモニカは「天使の声」であると形容した言葉が広く知られている。ゲーテ、モーツァルト、ハッセテオフィル・ゴーティエなども、この楽器を高く絶賛した記録が残っている。かのマリー・アントワネットも、これを習って奏したと記録されている。
1820年までにほぼ製造が絶えていたため、長らく幻の楽器だったが、アメリカ合衆国のガラス職人ゲアハルト・B・フィンケンバイナー(Gerhard B. Finkenbeiner)によって1984年に復興され、数少ない奏者たちの手によって、魅惑的な伝説の音色が少しずつ音楽業界に浸透し始めている。
日本においては、ガラス業界の専門家である小塚三喜夫がこの楽器を見出し、日本第1号機としてフィンケンバイナーに依頼し、1990年から1991年にかけて製作された1台が1992年に日本の地に渡った。小塚は2007年より、作曲家兼ピアニストの尾西秀勝と共に二人でクラシックの中で正統的にこの楽器が使用されることを普及させるべくコンサートやショーなど興味深いイヴェント類を展開し、東京を中心に献身しており、日本における貴重なパイオニアである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルモニカ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Glass harmonica 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.