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クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件 : ミニ英和和英辞書
クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件[くれでぃ すいすしょうけんしゅうだんしんこくもれじけん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あかし, しょう]
 (n) 1. proof 2. evidence
証券 : [しょうけん]
 【名詞】 1. securities 2. bonds 3. certificates 
: [けん]
  1. (n,n-suf) ticket 2. coupon 3. bond 4. certificate 
: [しゅう]
 【名詞】 1. collection 
集団 : [しゅうだん]
 【名詞】 1. group 2. mass 
: [だん]
 【名詞】 1. body 2. group 3. party 4. company 5. troupe
: [さる]
 【名詞】 1. ninth sign of Chinese zodiac (The Monkey, 3p.m.-5p.m., west-southwest, July) 
申告 : [しんこく]
  1. (n,vs) report 2. statement 3. filing a return 4. notification 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件 : ウィキペディア日本語版
クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件[くれでぃ すいすしょうけんしゅうだんしんこくもれじけん]

クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件(クレディ・スイスしょうけんしゅうだんしんこくもれじけん)とは、クレディ・スイス証券の従業員(退職者も含む)が集団で国税の申告漏れとなった事件である。
== 概要 ==
2008年11月に、国税局クレディ・スイス証券の従業員及び退職者の一斉税務調査を行った。その対象者は約300人に上ったが、その300人のほとんどが、自社株(売買制限条項付株式及びストックオプション)で受け取った海外給与を正しく税務申告しておらずに申告漏れとなり、そのうち約100人がそれら株式報酬を無申告であった。同時期以降に、その他外資系証券にも調査が入り、同じく多数の申告漏れが指摘されている〔具体的に会社名が報道されたのはJPモルガン証券。JPモルガン証券では約120人の申告漏れが報道された〕。
クレディ・スイス証券社員に対する税務調査において無申告であった約100人の中の一人の元外国債券部部長(当時既に退職)八田隆(はったたかし)について、国税局査察部が2008年12月に強制捜査を行うが、八田は税務調査当初より脱税の故意に関しては完全否認していた〔八田は「株式報酬も会社からの給与である以上、その所得税は源泉徴収されていると思い込んでいた。源泉徴収票に記載されていない会社の給与があるとは思わなかった」「認めれば確実に執行猶予であり、否認すれば逮捕され長期間勾留されるだろうが、やってないものはやったとは言えない」として完全否認していた。国税局は取調べにおいて「(直接脱税の故意を証明する)証拠はない」と認めている。〕。
八田は2009年5月に予定納税、2009年10月に修正申告。
強制捜査から1年以上を経た2010年2月、国税局が八田を所得税法違反容疑で刑事告発していたことが報道される〔八田は新聞及びTVで実名報道されている。その記事は共同通信社により英訳され、全世界にも配信された。フランス、ドイツ海外各国メディアも同事件を報じている。〕。業界で数百人、クレイディ・スイス証券だけでも約100人とされる株式報酬無申告者の中で刑事告発されたのは、当時、彼ただ一人だった。
八田は重加算税(要件は悪質な仮装・隠蔽)を課徴され、それを一旦納税するも不服として、2010年6月納税地である目黒区税務署に異議申立をした。
告発報道から1年半の空白期間の後、2011年9月に検察特捜部による取調べが開始した。特捜部による取調べは3ヵ月間に及び、その後八田は在宅起訴されている〔〔取調べに際し、八田はポリグラフテストを要求。弁護人も文書で要求。しかし、検察は「機械がない」という理由で、八田の弁護人に対し拒否した。〕。刑事事件において、否認事件ではほぼ確実に逮捕勾留されるが、本事案では完全否認にも関わらず、八田は「奇跡的に」逮捕勾留されることがなかった。
八田は、検察特捜部の取調べをツイッター上で「実況中継」した〔八田の検察取調べ時のツイートをまとめたトゥギャッター http://togetter.com/li/267726〕。八田は、自身アカウントのツイッターに「#検察なう」のハッシュタグ付きの書き込みをして情報発信をすると共に、ほかのツイッター利用者にも同ハッシュタグの利用を呼び掛ける〔ツイッター「#検察なう」 https://twitter.com/#!/search/realtime/%23%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E3%81%AA%E3%81%86〕。
2012年2月、公判が始まる。
2012年3月、フェイスブック上に八田を「支援する会」が発足〔無罪確定後、「#検察なう 刑事司法の矛盾、冤罪と戦う八田隆と全ての人を支援する会」と改称、通称「#検察なう フェイスブック・コミュニティ」。リンク https://www.facebook.com/kensatsunow〕。
八田の公判は、八田自身「参加型イベント」と呼ぶように、傍聴人が「#検察なう」のハッシュタグをつけてツイートすることが恒例となった(下記「外部リンク」の八田ブログ内プラグイン「リンク」にツイートをまとめたトゥギャッターのリンクあり)。
漫画家の高杉ナツメが、公判の模様をマンガに描いている(下記「外部リンク」の八田ブログ内プラグイン「リンク」にURL化リンクあり)。
八田は、5/24/2012(一審公判中)、7/25/2013(一審無罪判決後)及び2/26/2014(無罪確定後)と「日本の司法を正す会」にゲストとして三度招かれた〔第45回「日本の司法を正す会」動画ダイジェスト版 http://www.youtube.com/watch?v=xbI8IlVYvIY&feature=youtu.be〕。インタビュアー・進行:青木理(ジャーナリスト)、パネリスト:村上正邦(元参議院議員)、早川忠孝(弁護士)。その模様は、青木理により雑誌『週刊金曜日』に後掲(下記「記事そのほか」参照)の記事として掲載されている。
2013年3月 査察部告発・検察特捜部起訴事案で日本の歴史上初めての無罪判決。検察控訴。
2014年1月 検察控訴棄却により一審無罪判決維持。2月に検察が上告を断念し、無罪確定。
2014年2月まで重加算税の異議申立に対して何ら決定は出されず、八田は不服審判請求。目黒税務署は、2014年6月に賦課決定の変更(重加算税→過少申告加算税及び期限後申告の年に関しては無申告加算税)。不服審判請求の利益を失わせるためと思われるが、八田はそもそもの重加算税の賦課理由及びその変更の理由説明を求めて不服審判請求継続した。2015年3月、不服審判所は請求棄却の裁決をするが、そこでも重加算税の賦課理由が説明されることはなかった。これにより事件に係る税務手続きは終了。
2014年5月16日、光文社より八田の著書『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』発売 〔 Amazon 『勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか』 http://www.amazon.co.jp/dp/4334977847〕 〔http://horiemon.com/recommend/9968/ 〕。
八田の捜査権力との戦いは攻守を入れ替えて、国家賠償請求訴訟で争われることとなった。代理人チームは喜田村洋一、郷原信郎森炎、小松正和の弁護士4名。請求金額は5億円。八田は勝訴した場合、補償金をもって刑事司法改革のための基金とすることを表明している。 〔 郷原信郎ブログ「郷原信郎が斬る」『八田隆氏が国家賠償請求訴訟で挑む検察への「倍返し」』 http://nobuogohara.wordpress.com/2014/05/16/%E5%85%AB%E7%94%B0%E9%9A%86%E6%B0%8F%E3%81%8C%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E8%B3%A0%E5%84%9F%E8%AB%8B%E6%B1%82%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E3%81%A7%E6%8C%91%E3%82%80%E3%80%8C%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%80%8E/ 〕。
2014年7月28日 国賠審第一回口頭弁論

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件」の詳細全文を読む




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