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キーボードマガジン : ミニ英和和英辞書
キーボードマガジン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

キーボードマガジン ( リダイレクト:キーボード・マガジン ) : ウィキペディア日本語版
キーボード・マガジン[ちょうおん]
キーボード・マガジン』とは、株式会社リットーミュージック(Rittor Music,Inc.)が刊行する、鍵盤楽器一般を対象とする月刊誌である。創刊は1979年6月。リットーミュージックの創業誌である。2008年5月号を最後に、月刊誌から季刊誌化される。
== 概要 ==
米国の『Keyboard』誌と編集提携をし創刊された。それまでの日本では、一般向けの鍵盤楽器雑誌はほとんどがクラシック・ピアノを対象としたもので、一部が電子オルガンを対象にしており、ポピュラー音楽情報誌はギターものが中心だった。それゆえに、欧米ポピュラーミュージック文化とその音楽理論をベースにした鍵盤楽器専門誌として誕生したキーボード・マガジンは画期的なものだった。創業の背景には、ピアノやオルガンがライブステージで重要な位置づけとなってきたことと、シンセサイザーが登場してきたことがきっかけとしてあったと『キーボード・マガジン』誌自身が1999年の20年周年企画で回顧している。誌面の方向性としては電気楽器の使用を前提とし、ピアノや電子オルガンの教育を受けている一般大衆を想定読者としてポピュラー音楽の演奏情報を提供するというところにあった。ポピュラー音楽の詳細な楽譜とその演奏方法の解説も詳細に記され、また、ジャズフュージョン分野の演奏家による理論についてのシリーズが掲載され当時としては一般には貴重な情報源であった。
創刊特集タイトルは「80年代はキーボードが主役だ!」、創刊号でのインタビュー記事は、リック・ウェイクマンヤン・ハマーミッキー吉野尾崎亜美本田竹広、徹底研究はキース・ジャレット、そのほかビリー・ジョエルリチャード・ティースティーヴィー・ワンダーが取り上げられていた。
創刊された1979年は、日本においてテクノ/ニューウェーブが大きな話題となった時期だったが、これらの音楽が『キーボード・マガジン』での主要な位置づけとなるのは少しあとのことで、当初はマルチ・キーボードでキーボーディストが活躍するプログレッシブ・ロックフュージョンといった音楽ジャンルが重要な位置づけにあった。特集されるミュージシャンも、リック・ウェイクマンキース・エマーソンといったプログレッシブ・ロックのミュージシャンが多かった。フュージョンでは日本のミュージシャンも多く取り上げられた。ポピュラー・ミュージック演奏に必要な機材の理解と奏法の理解という技術的な面を解説するところに大きな特徴があり、向谷実難波弘之林 知行 篠田元一笹路正徳といった現場の(当時は若手)ミュージシャンが連載をしていた。その後も第一線のミュージシャンが連載執筆するなど、実践的な内容に徹しており、超絶技巧の完全コピー譜なども随時掲載され、アマチュアだけではなくプロのミュージシャンにも愛読されていた。
1980年代は電子楽器の世界的な供給元としてローランドコルグヤマハなど日本のメーカーが活躍したことからMIDI仕様の紹介、MIDIによる音楽製作、さらにはパソコンを利用した音楽製作(DTMという言葉以前の)などについての記述も連載として早くから取り上げていた。1980~1990年代はシンセサイザーがめまぐるしく進歩した時期で機材レビューは同誌の人気記事のひとつだった。メーカーが日本にあることは世界的に見ても強みだった。
その後、90年代に差し掛かると、キーボードがワークステーション化したように『キーボード・マガジン』もピアノから電子音楽まで、さらには作曲、録音、ステージ演奏法まで幅広い情報を、実践レベルで取り上げるようになる。リズム隊の研究、ギターの打ち込み方(MIDI記録法)など、鍵盤楽器にとどまらず音楽製作のための総合的な情報提供をおこなっていた。この「打ち込み」という語句は、ムーンライダースの岡田徹が1996年6月号付録中で発言したのが初出とされる。
リットーミュージックは、1981年に音響録音系を専門的に取り上げた『サウンド&レコーディング・マガジン』を、2006年にはクラシック/ポピュラー・ピアノ専門誌『ピアノスタイル』を創刊するなど、よりターゲットを細分化した雑誌展開を行い、必然的に『キーボード・マガジン』の内容も変化を余儀なくされた。2003年頃にはトータルな音楽制作をテーマにした記事が少なからずあったが、2005年頃より再び創刊当初のようなプレイヤー指向の雑誌に回帰している。ただし、主にロックやポップス分野に興味のある読者が想定されており、創刊当初のようなジャズの楽曲分析が掲載されることは少なくなっている。現在でも『Keyboard』誌との編集提携は続いており、海外アーティストの翻訳記事が掲載されるのも特徴の一つ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キーボード・マガジン」の詳細全文を読む




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