翻訳と辞書
Words near each other
・ キャーティプ・チェレビー
・ キャーリー・ペレス
・ キヤ141
・ キヤ191
・ キヤ90形
・ キヤ95
・ キヤ95系気動車
・ キヤ97
・ キヤ97系
・ キヤデラック
キヤト氏
・ キヤノン
・ キヤノン A-1
・ キヤノン AE-1
・ キヤノン AE-1P
・ キヤノン AE-1プログラム
・ キヤノン EF
・ キヤノン EOS 10D
・ キヤノン EOS 1D
・ キヤノン EOS 1Ds


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

キヤト氏 : ウィキペディア日本語版
キヤト氏[きやとし]
キヤト氏(Qiyad)は、モンゴル部ボルジギン氏族から分かれた一支族で、カブル・カンに始まる氏族集団。キヤト(Qiyad、乞牙)というのはキヤン(Qiyan、乞顔)の複数形であり、その意味は「奔流」を意味する〔佐口 1968,P27〕。チンギス・カンの一族であるキヤト・ボルジギン氏はその一支族である〔村上 1970,65-66〕。
==起源==
カブル・カンの一族がキヤト氏を名乗るはるか以前から、「キヤン」の名は存在した。伝承によると、以下のように記されている。
〔佐口 1968,P19〕〔宮脇 2002,p39〕
この伝承は突厥の始祖説話にも似ているが、『元朝秘史』その他のモンゴル史料に見られない、独特な記事である〔佐口 1968,P20〕。このモンゴル民族の祖先たちがエルゲネ・クン山脈から出て、幾多の氏族に分かれていくのであるが、次第に「キヤン」という名称は廃絶され、忘れ去られていった〔佐口 1968,P27〕。しかし、カブル・カンが全モンゴル民族を統一すると、その子孫たちは古伝承にちなんで、「キヤン(Qiyan、乞顔)」という栄誉ある氏を名乗って多くの氏族集団を作り、結束して「キヤト(Qiyad、乞牙)」と称すようになった〔村上 1970,65-66〕。一方、チャラカイ・リンクゥの一族はネグス氏と称し、その孫アンバガイ・カンの時にタイチウト氏に代わったが、この2つの氏族がボルジギン氏族の2大氏族となり、3代にわたってモンゴルのカン位を独占した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キヤト氏」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.