翻訳と辞書
Words near each other
・ カール・エーベルハルト・ヘルヴァルト・フォン・ビッテンフェルト
・ カール・エーミール・フランツォース
・ カール・エーリヒ・コレンス
・ カール・オイゲン (ヴュルテンベルク公)
・ カール・オイゼビウス
・ カール・オット・ルノウルヴソン
・ カール・オットー・コッホ
・ カール・オットー・ニコライ
・ カール・オリヴェクローナ
・ カール・オルフ
カール・オーベルク
・ カール・カウツキー
・ カール・カウフマン
・ カール・カウフマン (ナチス)
・ カール・カウフマン (政治家)
・ カール・カウフマン (陸上選手)
・ カール・カナイ
・ カール・カポトート
・ カール・カルステンス
・ カール・キロスコフスキー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

カール・オーベルク : ミニ英和和英辞書
カール・オーベルク[かー]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

カール・オーベルク : ウィキペディア日本語版
カール・オーベルク[かー]

カール・アルブレヒト・オーベルク(Carl Albrecht Oberg、1897年1月27日-1965年6月3日)は、ナチス・ドイツ親衛隊(SS)の将軍。第二次世界大戦中にドイツに占領されていたフランス親衛隊及び警察高級指導者(HSSPF)を務めた。最終階級は親衛隊大将(SS-Obergruppenführer)、警察大将(General der Polizei)、武装親衛隊大将(General der Waffen-SS)。
== 略歴 ==
ドイツ帝国自由都市ハンブルクに医学博士カール・オーベルクの息子として生まれた。1914年8月に第一次世界大戦が勃発するとすぐに軍に志願した。1916年9月には少尉(Leutnant)に昇進した。一級鉄十字章二級鉄十字章を受章している〔ジャック・ドラリュ著『ゲシュタポ・狂気の歴史』(講談社学術文庫)338 - 339ページ〕。
戦後、ハンブルクに戻り、商家で働いたのち、フレンスブルクの工場で働いた。1923年に五歳年下の娘と結婚。三人の子供を儲けた。1926年からハンブルクに戻り、外国果実卸販売会社で勤務した。1930年秋にこの会社を退職してハンブルクの市庁舎の近くの商店街でタバコ小売店の営業を始めた〔ジャック・ドラリュ著『ゲシュタポ・狂気の歴史』(講談社学術文庫)340 - 341ページ〕。
タバコ小売店営業をしていた1931年6月に国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス党)に入党する(党員番号575,205)。1932年4月にハンブルクの親衛隊(SS)に入隊した。1933年5月15日、親衛隊情報部(SD)長官ラインハルト・ハイドリヒがハンブルクのSD地方組織を視察した際、ハイドリヒに抜擢されて、1933年7月1日からオーベルクはハイドリヒの司令部で勤務することになった。やがてオーベルクはハイドリヒの右腕ともいうべき立場を確立する。1934年6月30日の長いナイフの夜の際にもハイドリヒの側近として積極的な関与があった〔ジャック・ドラリュ著『ゲシュタポ・狂気の歴史』(講談社学術文庫)340 - 341ページ〕。
しかしやがてハイドリヒと仲たがいし、SD本部を出てSS地区IV(ハノーファー)の参謀指導者(Stabsführer des SS-Abschnitts IV)に転じた。1939年にはザクセン州ツヴィッカウで警察署長となる。
第二次世界大戦開戦後、1941年8月から1942年5月までラドムの親衛隊及び警察指導者(SSPF)に就任。同地でユダヤ人迫害政策やポーランド労働者狩り出しに専念した〔ジャック・ドラリュ著『ゲシュタポ・狂気の歴史』(講談社学術文庫)340 - 341ページ〕。1942年5月からは占領地フランスの親衛隊及び警察高級指導者に転じた。フランスでのユダヤ人やレジスタンス狩りに責任がある。彼の支配の下、7万5000人のユダヤ人がフランスからドイツやポーランドの絶滅収容所へ移送されたとみられている 〔
*〕。戦後、オーベルクは西ドイツ政府から終身刑判決を受けたが、恩赦があり、1962年11月には釈放された。フレンスブルクで死去。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カール・オーベルク」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.