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カーボン60 : ミニ英和和英辞書
カーボン60[かー]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

カーボン60 ( リダイレクト:フラーレン ) : ウィキペディア日本語版
フラーレン[れい]

フラーレン (fullerene) は、閉殻空洞状の多数の炭素原子のみで構成される、クラスターの総称である。共有結合結晶であるダイヤモンドおよびグラファイトと異なり、数十個の原子からなる構造を単位とする炭素の同素体である。
呼び名はバックミンスター・フラーの建築物であるジオデシック・ドームに似ていることからフラーレンと名づけられたとされる。
最初に発見されたフラーレンは、炭素原子60個で構成されるサッカーボール状の構造を持ったC60フラーレンである。
== 歴史 ==
C60フラーレンの発見は1985年であるが、それ以前に C60 構造の存在は予測されていた。
1965年、C60H60の二十面体トポロジー構造が可能であることが報告された〔
〕。
1970年、当時北海道大学大澤映二は、ベンゼンが5つ集まって皿状になった「コランニュレン」という物質の構造がサッカーボールの一部と同じであることに気づいた。ここから、実際にサッカーボール状の C60 も存在しうると考え、考察の結果を和文雑誌などに公表した〔
〕〔
〕。だが、これが掲載されたのは日本語の文献のみで、英語などでは発表していなかったため、欧米の科学者には知られることはなかった。
同じく1970年、R. W. HensonはC60の構造モデルを提唱した。だが、このモデルが現実に存在するとは誰にも思われず、彼の同僚にすら受け入れられなかった。そのため、このアイデアの論文は発表されることはなかったことが、1999年の''Carbon誌''に明かされている〔
〕〔
〕。
これらの成果とは独立に、1973年、Prof.Bochvar率いるロシアの科学者グループは、C60の安定性の量子化学的分析を行い、この分子構造の電子状態を計算した。この計算結果も学界では受け入れられなかった。この論文は1973年のロシアの"Proceeding of USSR Academy of Sciences"から発表された

〕。
1985年、C60フラーレンの実在がハロルド・クロトーリチャード・スモーリーロバート・カールらによって初めて発見された。この発見により、発見者の三人は、1996年度のノーベル化学賞を受賞した。
1992年ロシアカレリア共和国産の"炭素鉱物シュンガ石shungite"(まだ正式に鉱物種とは認められていない) に C60 が含まれていると報告された。その後京都大学で分析が行われ、2004年に重量比で約20ppmの C60 が含まれていると発表された〔霧のカレリアと天然C60 (2007年8月12日時点のアーカイブ)〕。2007年現在、生成の機構は不明である。
2010年9月4日、C60フラーレン発見25年を記念して、Googleホームページのロゴが特別バージョンとなった(画像 )。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フラーレン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fullerene 」があります。




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