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エリザヴェータ・アレクセーエヴナ : ミニ英和和英辞書
エリザヴェータ・アレクセーエヴナ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

エリザヴェータ・アレクセーエヴナ : ウィキペディア日本語版
エリザヴェータ・アレクセーエヴナ[ちょうおん]

エリザヴェータ・アレクセーエヴナ(, 1779年1月24日 - 1826年5月4日)は、ロシア皇帝アレクサンドル1世の皇后。カールスルーエで、バーデン大公女ルイーゼ・マリー・アウグステ・フォン・バーデン()として生まれた。
== 生涯 ==

=== 幼少期 ===

バーデン大公子カール・ルートヴィヒとその妻でヘッセン=ダルムシュタット方伯ルートヴィヒ9世の娘であるアマーリエの第3子として生まれる。温かな家庭に育ち、結婚後も母や兄弟たちと文通を続けていた。孫息子アレクサンドルの花嫁を探していた、女帝エカチェリーナ2世がバーデン大公家の姫たちに目をとめたことから、13歳で妹フリーデリケとともにロシアへ招待された。
あらためて2人と面会し、女帝はルイーゼの方を気に入った。美しさばかりでなく彼女の機知と思いやりある性格を見たのである。ルイーゼも、長身で美男のアレクサンドルに心を奪われた。はじめ、アレクサンドルは恥ずかしがって口をきかないため、ルイーゼは彼に嫌われていると勘違いしたという。1793年9月28日にルイーゼは14歳で正教に改宗し、名をエリザヴェータ・アレクセーエヴナと改名、15歳の大公と婚配式を挙げた。女帝は「まるでプシュケクピドの結婚のよう」とリーニュ公へ書き送っている。
若くして結婚したため、エリザヴェータは宮廷での役割がなく、外国から嫁いだ彼女に宮廷は冷たかった。しかし成長するにつれ、花が開花していくようにエリザヴェータが美しくなっていくと、宮廷の注目を集め、女帝の若い愛人プラトン・ズーボフが彼女を誘惑しようとさえした。
妹フリーデリケがバーデンへ帰国すると、エリザヴェータの孤独感とホームシックは一層つのった。召使いや女官たちにすら心が開けず、夫アレクサンドルの不在時にはふさぎこんだ。結婚後1年しても懐妊の兆しのないエリザヴェータに、女帝はすっかり失望してしまった。1796年に義父パーヴェル1世が即位すると、彼を嫌うエリザヴェータは宮廷に顔出しすることすら減っていった。
アレクサンドルとの結婚生活は悪化していった。彼は妻を放任していた。孤独に耐えかねたエリザヴェータは、はじめ女友達のゴロヴィナ女伯との友好が慰めだった。のち、夫帝の「若き友人」の一人でポーランド貴族のアダム・イエジィ・チャルトリスキ公爵と関係するようになった。2人の関係はおよそ3年続いた。
結婚後5年以上して、1799年5月にエリザヴェータはマリア・アレクサンドロヴナ大公女を出産した。宮廷では、父親はチャルトリスキと噂された。洗礼式の時に初めて孫娘を見た皇帝パーヴェル1世は、黒髪と茶色の目をした赤ん坊を見て仰天した。エリザヴェータとアレクサンドルは、ともにブロンドの髪と青い目の持ち主だったからである。エリザヴェータはそれから間もなく、愛人と我が子の両方を失うことになる。チャルトリスキは外交官として国外へ派遣され、マリアは乳児のうちに死んだ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エリザヴェータ・アレクセーエヴナ」の詳細全文を読む




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