Narwhal、学名:''Monodon monoceros……"> イッカク について
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イッカク属 ( リダイレクト:イッカク ) : ウィキペディア日本語版
イッカク

イッカク(一角、英名:Narwhal、学名:''Monodon monoceros'')とは北極圏に生息するクジラ目ハクジラ亜目イッカク科に属する小型のクジラである。
イッカク属はイッカク1種のみを含む。
== 形態 ==

体長は雄で約4.7m、雌で約4.2mに達する〔『鯨類学』 図鑑/世界の鯨類51〕。雄の体重は1.5tに達することがあるが、雌は1tに満たない。胸びれは短く、成体では先端が上方に反る〔。また、背びれは持たない。尾びれは扇形で、中央に顕著な切れ込みがある〔『世界哺乳類図鑑』 197頁〕。身体の大部分は青白い地に茶色の斑点模様であるが、首、頭部、胸びれや尾びれの縁などは黒い。年長の個体の模様は若い個体よりも明るい。老齢の個体はほぼ真っ白になるため、角が確認出来なかった場合などにシロイルカと誤認される事もある。
イッカクの雄の特徴は1本の非常に長いである。この牙はが変形したものである。イッカクの歯は上顎に2本の切歯があるのみであるが、雄では左側の切歯が長く伸びて牙となる。牙には左ねじ方向の螺旋状の溝がある。その大半が中空で、脆い。先端はつやのある白。〔『クジラとイルカの図鑑』 96頁〕体長が最大で4.7m程度であるのに対し牙の長さは3m、重さは最大10kgに達することもある。通常牙は一本であるが、500頭に1頭程度の割合で2本有する個体も存在する。この場合、もう一本の角は左側より短いが、同様に左ねじ方向の螺旋状である。また雌は通常、牙を持たないが、約3%程度に1.2mほどの華奢な牙が生える。また、野生においては一例、二本の牙を持つ雌が確認されている。〔『クジラとイルカの図鑑』 99頁〕
牙の役割については多くの議論が交わされてきた。以前は棲息地である北極海を被う氷に穴を開けるために発達しているという説や反響定位(エコーロケーション)のための器官であるという説などがあった。最近では牙の電子顕微鏡検査によって内側から外へ向かう神経系の集合体と判明し、高度な感覚器として知られるようになった。この牙を高く空中に掲げることにより気圧や温度の変化を敏感に知ることがイッカクの生存環境を保つ手段となっている。
また、大きな牙を持つ雄は雌を魅了することができるようである。ゾウの牙と同様に、イッカクの牙は一旦折れてしまったら再び伸びることはない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Narwhal 」があります。




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