翻訳と辞書
Words near each other
・ アンダンスー
・ アンダンテ
・ アンダンテ (矢井田瞳の曲)
・ アンダンテ 〜稲の旋律〜
・ アンダンテとフィナーレ
・ アンダンテとフィナーレ (チャイコフスキー)
・ アンダンテと変奏
・ アンダンテと変奏曲
・ アンダンテと変奏曲 (シューマン)
・ アンダンテと変奏曲ヘ短調
アンダンテと終曲
・ アンダンティーノ
・ アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
・ アンダンテ・ファヴォリ
・ アンダンテ・フェスティーヴォ
・ アンダ・ゲザ
・ アンダ・ゲーザ
・ アンダー
・ アンダー アーマー
・ アンダーアチーバー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アンダンテと終曲 : ミニ英和和英辞書
アンダンテと終曲[きょく, くせ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [おわり]
 (n) the end
終曲 : [しゅうきょく]
 (n) finale
: [きょく, くせ]
 【名詞】 1. a habit (often a bad habit, i.e. vice) 2. peculiarity

アンダンテと終曲 ( リダイレクト:アンダンテとフィナーレ (チャイコフスキー) ) : ウィキペディア日本語版
アンダンテとフィナーレ (チャイコフスキー)[きょく, くせ]

アンダンテとフィナーレ』(''Andante & Finale'')作品79は、ピョートル・チャイコフスキーが放棄した交響曲のスケッチをもとにセルゲイ・タネーエフが補筆し、再構成を行なった、ピアノ管弦楽のための協奏的作品。こんにち滅多に演奏・録音されることはないが、単一楽章の『ピアノ協奏曲第3番』に続けて演奏すると、通常の3楽章形式の協奏曲(各14分、9分、7分で計約30分)になるように考慮されている。'Andante & Finale'')作品79は、ピョートル・チャイコフスキーが放棄した交響曲のスケッチをもとにセルゲイ・タネーエフが補筆し、再構成を行なった、ピアノ管弦楽のための協奏的作品。こんにち滅多に演奏・録音されることはないが、単一楽章の『ピアノ協奏曲第3番』に続けて演奏すると、通常の3楽章形式の協奏曲(各14分、9分、7分で計約30分)になるように考慮されている。')作品79は、ピョートル・チャイコフスキーが放棄した交響曲のスケッチをもとにセルゲイ・タネーエフが補筆し、再構成を行なった、ピアノ管弦楽のための協奏的作品。こんにち滅多に演奏・録音されることはないが、単一楽章の『ピアノ協奏曲第3番』に続けて演奏すると、通常の3楽章形式の協奏曲(各14分、9分、7分で計約30分)になるように考慮されている。
== 補筆の背景 ==
『アンダンテとフィナーレ』は、『交響曲変ホ長調』の草稿のうち、緩徐楽章と終楽章の部分に基づいている。この未完成交響曲に、チャイコフスキーは1892年に着手するもやがて放棄した。そしてその草稿を転用して、フランスのピアニスト、ルイ・ディエメに完成を約束していたピアノ協奏曲を書き上げることにした。したがって、未完成交響曲の緩徐楽章が協奏曲の第2楽章、終楽章がそのまま終楽章に引き継がれるはずであり、1893年5月から7月の間に、改作の作業に着手された。だがチャイコフスキーは第1楽章の改作を終えると、秋にそのオーケストレーションを進めた上で、単一楽章の『演奏会用アレグロ』として完成させた。
しかし、チャイコフスキーはそのような明白な意図にもかかわらず、『演奏会用アレグロ』(これが後にユルゲンソン社によって『ピアノ協奏曲第3番』として出版されることになった)の最終ページに「第1楽章終わり」と記入した。この語句は、単にチャイコフスキーの側の見落としで抹消されなかったのではないのか? 実のところチャイコフスキーは心変わりをして、先を続けることに決めたのか? 万一ディエメが標準の長さの協奏曲形式を由とした場合に備えて、残りの2楽章を続けることも考えていたのか? いずれにせよチャイコフスキーは、放棄した2楽章を使い回すつもりでいたのか、それとも何か新しく書き起こすつもりだったのか? すべての疑問は、チャイコフスキーの死後間もなく当て推量になった。そのころ第2楽章と第3楽章は草稿の形で放置されたままだった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アンダンテとフィナーレ (チャイコフスキー)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Andante and Finale 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.