翻訳と辞書
Words near each other
・ アカリファ
・ アカリン
・ アカリンダニ
・ アカリンダニ症
・ アカリ・ダル
・ アカリ党
・ アカルイ☆ミライ
・ アカルイミライ
・ アカルイミライ 〜Wet And Messy 2nd time〜
・ アカルチュレーション
アカルナイの人々
・ アカルヒメ
・ アカルビオシン
・ アカルボース
・ アカレッド
・ アカロア
・ アカワラルー
・ アカンずきん
・ アカングァーマジムン
・ アカンサス


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アカルナイの人々 : ミニ英和和英辞書
アカルナイの人々[あかるないのひとびと]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人々 : [ひとびと]
 【名詞】 1. each person 2. people 3. men 4. human 5. everybody 
: [くりかえし]
 (n) repetition of kanji (sometimes voiced)

アカルナイの人々 : ウィキペディア日本語版
アカルナイの人々[あかるないのひとびと]
アカルナイの人々』(, Akharneĩs, Akharnēs、アカルネイス, アカルネース、)は、アリストパネスによる古代ギリシア喜劇の作品である。アリストパネスの喜劇作品として(またギリシア喜劇全体としても)、現存する最も古い作品である。
内容は、ペロポネソス戦争の継続する中で、1人の男が自分の家だけで単独和平を結んでしまう、というものである。題名は劇中でコロス(合唱隊)役を担っている「アカルナイ区の人々〔アテナイのアカルナイ区は、スパルタ王アルキダモス2世による挑発行為で荒らされた地なので、その地の人々は最もスパルタに怨念を持ち好戦的だった。〕」にちなむ。
アリストパネスはこの作品を、紀元前425年レーナイア祭に出品し、1等に当選したという。この時の2等はクラティノスの『暴風の中の人々(ケイマッゾメノイ)』、3等はエウポリスの『新月(ヌーメーニアイ)』であったとのことである〔『全集1』 岩波 p.323〕。
== 背景 ==
アリストパネスは平和主義者であったことでも知られ、特に平和を主題とした3作(本作、『平和』、『女の平和』)を「平和もの」と呼んでいる。本作はこの中で最初のものであり、ペロポネソス戦争が始まって6年が経過したところであった。それだけに、真正面から国策を批判した形のこの作品には大きな意欲が感じられる。しかし、スパルタほどの軍事国家ではないにせよ、古代ギリシアにおいては戦役は市民の義務であり、戦争による領土拡大が当たり前であった時代のことであり、たとえ作中の単独講和にせよ、たかだか30年を約束するのみである。当時としては、それでも大変な長期に感じられたのであろう。
題名は、作中のコロスがアカルナイ地方の炭焼き老人の集団役で登場することによる。これは、この地方が戦役初頭においてスパルタによる大きな被害を受けたため、その地域の人々が強くスパルタに対する反発を持っていたためとされる。主人公が彼らを説得する演説をぶつのが見せ場であったらしい。
この作品は作者の本名ではなく、カリストラトスという他人名義で発表されている。本作以前の作品もそうで、次の年の『騎士』から本名で発表している。これは作者が未成年であったためとの説があるが、はっきりしない。
主人公が食材と調理ずみの食品を売っている点などを理由に、彼はアゴラに居住するカペーロスという小売人を誇張したものだとする説がある。戦争に疲れた小農民が私設市場で小売人として活躍する点にも喜劇性があるという解釈である〔カール・ポランニー 『人間の経済2 交易・貨幣および市場の出現』 玉野井芳郎中野忠訳、岩波書店〈岩波モダンクラシックス〉、2005年〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アカルナイの人々」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.