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『われ死者の復活を待ち望む』〔ラテン語の曲名では複数形属格「死者たちの」となっており、死者の復活すなわちキリストの復活を意味するのではなく、委嘱の要件である第二次世界大戦の多くの犠牲者の追悼を示している。より正確には「そしてわれ死者たちの復活を待ち望む」と訳される。〕()は、オリヴィエ・メシアンが作曲した、木管楽器、金管楽器と金属打楽器のための管弦楽作品。欧米では受難節などにレクイエムなどと共に良く演奏される器楽的宗教音楽の一種。 ==概要== 1964年に、当時のフランスの文化相アンドレ・マルローから第二次世界大戦の犠牲者を追悼するための曲として委嘱を受け、イゼール県のプティシェで作曲とオーケストレーションが行われた。 初演は翌年の1965年に、パリのサント・シャペルでセルジュ・ボドの指揮、ストラスブール打楽器アンサンブルと他の木管楽器奏者と金管楽器奏者たちによって行われた。第2回の公開演奏は「シャルトル・ブルー」で知られているステンドグラスを誇るシャルトル大聖堂において、当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールの臨席のもとに行われた。第3回の演奏はパリのドメーヌ・ミュジカールでピエール・ブーレーズの指揮、ストラスブール打楽器アンサンブルによって行われた。〔LP「われ、キリストの復活を待ち受ける/天国の色彩」(ピエール・ブーレーズ指揮ストラスブール・パーカッション・アンサンブル/ドメーヌ・ミュジカール・オーケストラ、1966年、CBS/SONY)ライナーノーツ(作曲者《メシアン》自身のノート、木村博江訳)〕 メシアンの「宗教的題材の時期」(1963年-1969年)に書かれた作品のひとつで、宗教的色彩が濃厚であり、2種類の「鳥の歌声」が象徴的に聞かれる。なお、作品はピアノと弦楽器が全く用いられず、木管楽器、金管楽器と打楽器のみで書かれている。また、この曲は屋外や山の上などの広い空間での演奏、あるいは教会の雰囲気や反射音を想定して書いたとされている。 オーケストラのスコアはアルフォンス・ルデュック社から出版された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「われ死者の復活を待ち望む」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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