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からくりサーカスの登場人物 : ミニ英和和英辞書
からくりサーカスの登場人物[からくりさーかすのとうじょう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
登場 : [とうじょう]
  1. (n,vs) (1) entry (on stage) 2. appearance (on screen) 3. (2) entrance 4. introduction (into a market) 
登場人物 : [とうじょうじんぶつ]
 (n) the characters (in a play or novel)
: [ば]
 【名詞】 1. place 2. field (physics) 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人物 : [じんぶつ]
 【名詞】 1. character 2. personality 3. person 4. man 5. personage 6. talented man 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 

からくりサーカスの登場人物 ( リダイレクト:からくりサーカスの登場人物(からくりサーカスのとうじょうじんぶつ)は、藤田和日郎の少年漫画作品『からくりサーカス』に登場する人物の一覧である。== 主人公 ==; 才賀 勝(さいが まさる): サーカス編・からくりサーカス編の主人公。: 突如、数奇な運命に巻き込まれることになる少年。11歳。背丈は小学5年生(後に6年生となる)にしては小柄。父親の死に際し、遺言により莫大な遺産を全て相続したことから腹違いの兄弟から遺産目当てに命を狙われる羽目となり、祖父(才賀正二)に言われたとおり「あるるかん」の入ったトランクを持って逃げていた時に「加藤鳴海」「しろがね(エレオノール)」と出会う。作品開始当初は内向的で気弱ないじめられっ子そのものだったが、鳴海やしろがねに守られるうちに覚悟を決め、逃げてばかりの自分と決別し、自ら運命と闘う選択をする。序盤で「ダクダミイ」によって負った傷が残っており、それを見たクラスメイトなどは彼の変化に動揺を隠せなかった。: 実は、彼自身はフェイスレス=才賀貞義の野望「永遠の命」の計画のために用意されたスペアの肉体であった。年齢によって衰えるフェイスレスに肉体を提供するのみの存在として特別教育クラスの中から選出された少年であるため、血縁関係は全く無い公式ガイドブック「からくりサーカスのすべて」のP.259「重箱のスミ」にて。『勝はフェイスレスの子供でないのなら、誰の子供なのでしょうか?』という質問に対する作者の解答。。回想の中でのみ母親が登場しており顔立ちは勝と酷似している。: 旅の中ギイと出会い、自身の存在の意義と秘密、そしてしろがねとフェイスレスを中心とした全ての真実を知ることとなる。彼の記憶を転送(ダウンロード)されかけた事により、その技術の一部をある程度自らのスキルとして引き継いでいる。また、サーカス編中盤で祖父である才賀正二の記憶と経験を生命の水によって受け継いでおり、正二が得意とした剣術を得手としたほか、貞義が残した人形三体を操り、真夜中のサーカスの幹部勢にすら引けを取らない強さを発揮し始めた。全ての因縁と宿命を知った彼は正二の記憶、そして「しろがね(=エレオノール)を護る」という想いを受け継ぎ、自らの意志で戦う決意をする。闘いの過程で再度フェイスレスに記憶や人格をダウンロードされるが、自らの意思と体内に残ったエレオノールの血液(に含まれる生命の水)によって体内のフェイスレスの人格を消滅させた。: 彼自身の資質として一度見たものはほとんど忘れることなく記憶し、目にした動作を完璧に真似ることが出来るという特技を持つ。それにより才能ある者が10年近い英才教育を受けた上で初めて可能となる(しろがねすら例外ではない)人形操りを初見で忠実に再現し、以後短期間の修行で完璧に体得した。主に使用した懸糸傀儡は「ジャック・オー・ランターン」。: 数々の戦いを経て、スペースシャトルの防衛戦では、鳴海に背中を預けさせる程にまで成長し、出会った頃の鳴海自身が言ったように彼を超える男へと成長した勝は、最後の戦いに臨む。鳴海にしろがね(エレオノール)を託し、自身はアポリオンの止め方をフェイスレスから聞き出すべく、グリュポンらと宇宙へ飛び立ち、すべての決着をつける。: 物語の完結後は立派な青年へと成長を遂げており、数々の激闘で付いた身体中の傷跡はなくなったかのように癒えた模様。相続した莫大な遺産の残りはすべて寄付したとのこと。武道を体得したらしい描写も見せており、用心棒4人を一撃でKOするほど腕っ節も強くなっていた。作中高純度の『生命の水』を飲んではいるがゾナハ病対策として柔らかい石を体内に持つエレオノールの血液を飲んでいるほか、正二の記憶を体験させるため、彼の血液から精製された希釈された『生命の水』を飲んでいる。、何故かしろがね化した描写はなかった。最後はかつての鳴海のように世界を渡り歩いている最中、何者かに追われている少年少女を助け、新たな宿命に飛び込むところで終わる。; 加藤 鳴海(かとう なるみ): からくり編主人公。: 中国武術(形意拳)の使い手。直情的な熱血漢。9月生まれの19歳(だがスティーブ・ロッケンフィールドには年齢を聞くまで28歳くらいかと思われ、ノリやヒロからも「とても19歳には見えない」と言われる)。人を笑わせないと生きていけない「ゾナハ病」に罹っていた。彼の祖父は人を笑わせるのが上手かったらしいが、鳴海自身は全くもって人を笑わせることに向いていない。そのため、作品連載当初は無理に人を笑わせようとして空回りする姿が度々滑稽に描かれた。: かつては勝同様に気弱な性格で、母親が第2子を妊娠、兄となる自覚から『強くなりたい』と拳法を習い始めたが、結局は流産、以後の妊娠も望めぬ体となったことで絶望を覚えたものの、師匠の言葉でどこかに生まれ変わったであろう弟妹のために拳法を続ける決意を固め、現在に至る。それゆえ子供たちに対する愛情は深い。: 才賀善治に誘拐された勝をエレオノールと共に助け、左腕を遺して行方不明となる。その際、部分的な記憶喪失に罹り、ゾナハ病患者になって日本に帰国してから左腕を失うまでの記憶を失う。その後、「しろがね」のギイに命を救われ、不死の霊薬・生命の水を飲み「しろがね」になる。左腕の義手として「あるるかん」の腕を付け、ゾナハ病をばら撒き人々を苦しめる自動人形と壮絶な戦いを繰り広げる。: 戦いでは前述の武術(自動人形の弱点である「気」を扱うため、ギイが彼をスカウトしたのもこれが要因)に加え、あるるかんの腕に折り畳まれている聖ジョルジュの剣による白兵戦を行う。マリオネットを使わない戦いぶりは、「しろがね」だけでなく、敵陣の自動人形たちにも話題にされた。: はじめてレイ疫病研究所に訪れた際に、ゾナハ病に苦しむ子供たちを目にし、自動人形に対する憎悪が頂点に達する。怒りから来る圧倒的な強さで、しろがねでも本来動けなくなるはずの多大な負傷をおわされながらも全くひるむことなくパウルマン一味を破り、自動人形にとっての「悪魔」と表現される。その後、物語後半ではルシールから受け取った白銀のアイマスク状の仮面をつけ、自身を「悪魔(デモン)」と皮肉ることもあった。: 「しろがね」となった後も、爆発的な感情を持ち合わせた性格は変わらず、ルシールに「しろがねらしくない」と評される。しかしルシールは「鳴海に使った最後の生命の水は、クローグ村の井戸の底にあったので、一番濃い白銀の記憶がやどっているのでは」と推測していた。それが起因か、中国の白銀、白金たちの故郷に辿り着くと、白銀の記憶に支配され彼の記憶を追体験、物語に関わる重要な事実を知ることとなる。: 「しろがね」と自動人形の最終決戦では、他の「しろがね」たちの仲間に対する冷酷さや非情さに惑わされながらも自分の生き方を貫く。その行動と言葉には「最古のしろがね」であるルシールを始め、ロッケンフィールド、ダール、ティンババティ、トーア、ドミートリィ、リィナら「しろがね」たちの考え方や生き方に大きな影響を与える。最終決戦において重傷を負い、先に失った左腕に加えて、両足と右腕を失うという事態に陥るが、トーアとロッケンフィールドの治療によって一命をとりとめ、仲間の「しろがね」のマリオネットのパーツを移植して蘇生。サイボーグ状の(しろがね-Oに近い)身体となった。なお、後に出会うフウから生身に近い精巧な人工筋肉との交換を提案されたが、死去した仲間の絆であるため、処置は敢えて寸法調節に留めた。: 激しい怒りを感じると、常識が通用しない圧倒的な強さを発揮する。パウルマンなどとの戦いでは致命傷としか思えない深手と多大な流血にもひるまずに戦い続け、サハラ最後のアルレッキーノとの戦いでは、炎を全身に浴びせられたにもかかわらず何故か全く傷つく様子がなかった。: その後、フウの推測によりエレオノールは赤ん坊の頃にフランシーヌ人形の溶けた生命の水を飲んでおり、その記憶を一部引き継いでいるが、人格までは移らなかった。、エレオノールをフランシーヌ人形の生まれ変わりと思い込み、憎むようになる。そのため、記憶を取り戻した思い出した時期は不明だが、勝とエレオノールに関する記憶も思い出していたことが、スペースシャトルを運搬する機関車内での食事の際に明らかになった。影響もあり、心底では以前と共通してエレオノールを愛しながらも、再会した時からずっと冷酷な態度をとっていたが、最終章での勝の啖呵により、自分の中の葛藤に決着を付け、彼女と和解し告白した。: 物語の完結後はエレオノールと共に二人だけのサーカスとして世界を回っている姿が描かれている。四肢の内、左腕だけはかつて勝が英良に依頼して冷凍保存されていたため、生身に戻ることができた。; 才賀 エレオノール(さいが エレオノール) / 才賀 しろがね(さいが しろがね): 声 - 横山智佐(サンデーCM劇場): 本作のメインヒロイン。: 懸糸傀儡(マリオネット)「あるるかん」を操る美女。通称「しろがね」。肉体年齢は19歳。長い間サーカスで暮らしてきた。才賀正二の命これは才賀貞義が計略の一環として正二に変装し、命じたものであると後に作中で明らかになっている。ただし、エレオノール本人がそれに気づいた直接の描写はない。により勝を守護する。勝を「お坊ちゃま」と呼び、時に優しく、時に厳しく家族として接するが、若干過保護な部分もある。特に勝が行方不明、彼に拒絶されるとしどろもどろになって何もできなくなる。: 実は才賀正二と才賀アンジェリーナの一人娘であるが、実の両親の存在を知らないまま、幼少時からルシール・ベルヌイユらに人形繰りを教えられ、ギイ・クリストフ・レッシュに伴われ「自動人形」との戦いに明け暮れた。ただ芸をする人形のように生きてきており、心から笑ったことはない。しかし鳴海や勝との出会いにより人間的な感情を表していく。: 体内に「柔らかい石」を宿すが、結果的には心臓と一体化していて取り出せない状態である。そのため幼少時に「しろがね」達や自動人形から身を守るために死んだことにされ、才賀正二とギイの手によって地下に幽閉(隔離)される。その後、自身の幸せを守れるように戦う術を身につけるため、ギイに連れられ「しろがね」となった。: フランシーヌ人形とフランシーヌ(オリジナル)の髪が溶けた生命の水を飲んだことによって、両者の記憶の一部を持っている(たとえば、フランシーヌが捕らわれていた際の記憶により、暗く囲まれた所が苦手)。しかしそのことによって、再会した鳴海からはフランシーヌ人形の生まれ変わりだと思われた。それに加えて、自動人形のパンタローネとアルレッキーノを従えていること、世界中にゾナハ病が広まった原因がフェイスレスが彼女を狙ったためであることから、ローレンシュタイン公国にいる生き残りの人々からも冷遇されるが、怪我人の手当てをしたり、浄水施設の水に自分の生命の水入りの血液を毎晩大量に入れたりと、献身的に行動していた。ハーレクインとの戦いの後、鳴海に告白され、その時初めて心から笑うことができた。: 物語の完結後は加藤鳴海と共に二人だけのサーカスとして世界を回っている姿が描かれている。 ) : ウィキペディア日本語版
からくりサーカスの登場人物(からくりサーカスのとうじょうじんぶつ)は、藤田和日郎の少年漫画作品『からくりサーカス』に登場する人物の一覧である。== 主人公 ==; 才賀 勝(さいが まさる): サーカス編・からくりサーカス編の主人公。: 突如、数奇な運命に巻き込まれることになる少年。11歳。背丈は小学5年生(後に6年生となる)にしては小柄。父親の死に際し、遺言により莫大な遺産を全て相続したことから腹違いの兄弟から遺産目当てに命を狙われる羽目となり、祖父(才賀正二)に言われたとおり「あるるかん」の入ったトランクを持って逃げていた時に「加藤鳴海」「しろがね(エレオノール)」と出会う。作品開始当初は内向的で気弱ないじめられっ子そのものだったが、鳴海やしろがねに守られるうちに覚悟を決め、逃げてばかりの自分と決別し、自ら運命と闘う選択をする。序盤で「ダクダミイ」によって負った傷が残っており、それを見たクラスメイトなどは彼の変化に動揺を隠せなかった。: 実は、彼自身はフェイスレス=才賀貞義の野望「永遠の命」の計画のために用意されたスペアの肉体であった。年齢によって衰えるフェイスレスに肉体を提供するのみの存在として特別教育クラスの中から選出された少年であるため、血縁関係は全く無い公式ガイドブック「からくりサーカスのすべて」のP.259「重箱のスミ」にて。『勝はフェイスレスの子供でないのなら、誰の子供なのでしょうか?』という質問に対する作者の解答。。回想の中でのみ母親が登場しており顔立ちは勝と酷似している。: 旅の中ギイと出会い、自身の存在の意義と秘密、そしてしろがねとフェイスレスを中心とした全ての真実を知ることとなる。彼の記憶を転送(ダウンロード)されかけた事により、その技術の一部をある程度自らのスキルとして引き継いでいる。また、サーカス編中盤で祖父である才賀正二の記憶と経験を生命の水によって受け継いでおり、正二が得意とした剣術を得手としたほか、貞義が残した人形三体を操り、真夜中のサーカスの幹部勢にすら引けを取らない強さを発揮し始めた。全ての因縁と宿命を知った彼は正二の記憶、そして「しろがね(=エレオノール)を護る」という想いを受け継ぎ、自らの意志で戦う決意をする。闘いの過程で再度フェイスレスに記憶や人格をダウンロードされるが、自らの意思と体内に残ったエレオノールの血液(に含まれる生命の水)によって体内のフェイスレスの人格を消滅させた。: 彼自身の資質として一度見たものはほとんど忘れることなく記憶し、目にした動作を完璧に真似ることが出来るという特技を持つ。それにより才能ある者が10年近い英才教育を受けた上で初めて可能となる(しろがねすら例外ではない)人形操りを初見で忠実に再現し、以後短期間の修行で完璧に体得した。主に使用した懸糸傀儡は「ジャック・オー・ランターン」。: 数々の戦いを経て、スペースシャトルの防衛戦では、鳴海に背中を預けさせる程にまで成長し、出会った頃の鳴海自身が言ったように彼を超える男へと成長した勝は、最後の戦いに臨む。鳴海にしろがね(エレオノール)を託し、自身はアポリオンの止め方をフェイスレスから聞き出すべく、グリュポンらと宇宙へ飛び立ち、すべての決着をつける。: 物語の完結後は立派な青年へと成長を遂げており、数々の激闘で付いた身体中の傷跡はなくなったかのように癒えた模様。相続した莫大な遺産の残りはすべて寄付したとのこと。武道を体得したらしい描写も見せており、用心棒4人を一撃でKOするほど腕っ節も強くなっていた。作中高純度の『生命の水』を飲んではいるがゾナハ病対策として柔らかい石を体内に持つエレオノールの血液を飲んでいるほか、正二の記憶を体験させるため、彼の血液から精製された希釈された『生命の水』を飲んでいる。、何故かしろがね化した描写はなかった。最後はかつての鳴海のように世界を渡り歩いている最中、何者かに追われている少年少女を助け、新たな宿命に飛び込むところで終わる。; 加藤 鳴海(かとう なるみ): からくり編主人公。: 中国武術(形意拳)の使い手。直情的な熱血漢。9月生まれの19歳(だがスティーブ・ロッケンフィールドには年齢を聞くまで28歳くらいかと思われ、ノリやヒロからも「とても19歳には見えない」と言われる)。人を笑わせないと生きていけない「ゾナハ病」に罹っていた。彼の祖父は人を笑わせるのが上手かったらしいが、鳴海自身は全くもって人を笑わせることに向いていない。そのため、作品連載当初は無理に人を笑わせようとして空回りする姿が度々滑稽に描かれた。: かつては勝同様に気弱な性格で、母親が第2子を妊娠、兄となる自覚から『強くなりたい』と拳法を習い始めたが、結局は流産、以後の妊娠も望めぬ体となったことで絶望を覚えたものの、師匠の言葉でどこかに生まれ変わったであろう弟妹のために拳法を続ける決意を固め、現在に至る。それゆえ子供たちに対する愛情は深い。: 才賀善治に誘拐された勝をエレオノールと共に助け、左腕を遺して行方不明となる。その際、部分的な記憶喪失に罹り、ゾナハ病患者になって日本に帰国してから左腕を失うまでの記憶を失う。その後、「しろがね」のギイに命を救われ、不死の霊薬・生命の水を飲み「しろがね」になる。左腕の義手として「あるるかん」の腕を付け、ゾナハ病をばら撒き人々を苦しめる自動人形と壮絶な戦いを繰り広げる。: 戦いでは前述の武術(自動人形の弱点である「気」を扱うため、ギイが彼をスカウトしたのもこれが要因)に加え、あるるかんの腕に折り畳まれている聖ジョルジュの剣による白兵戦を行う。マリオネットを使わない戦いぶりは、「しろがね」だけでなく、敵陣の自動人形たちにも話題にされた。: はじめてレイ疫病研究所に訪れた際に、ゾナハ病に苦しむ子供たちを目にし、自動人形に対する憎悪が頂点に達する。怒りから来る圧倒的な強さで、しろがねでも本来動けなくなるはずの多大な負傷をおわされながらも全くひるむことなくパウルマン一味を破り、自動人形にとっての「悪魔」と表現される。その後、物語後半ではルシールから受け取った白銀のアイマスク状の仮面をつけ、自身を「悪魔(デモン)」と皮肉ることもあった。: 「しろがね」となった後も、爆発的な感情を持ち合わせた性格は変わらず、ルシールに「しろがねらしくない」と評される。しかしルシールは「鳴海に使った最後の生命の水は、クローグ村の井戸の底にあったので、一番濃い白銀の記憶がやどっているのでは」と推測していた。それが起因か、中国の白銀、白金たちの故郷に辿り着くと、白銀の記憶に支配され彼の記憶を追体験、物語に関わる重要な事実を知ることとなる。: 「しろがね」と自動人形の最終決戦では、他の「しろがね」たちの仲間に対する冷酷さや非情さに惑わされながらも自分の生き方を貫く。その行動と言葉には「最古のしろがね」であるルシールを始め、ロッケンフィールド、ダール、ティンババティ、トーア、ドミートリィ、リィナら「しろがね」たちの考え方や生き方に大きな影響を与える。最終決戦において重傷を負い、先に失った左腕に加えて、両足と右腕を失うという事態に陥るが、トーアとロッケンフィールドの治療によって一命をとりとめ、仲間の「しろがね」のマリオネットのパーツを移植して蘇生。サイボーグ状の(しろがね-Oに近い)身体となった。なお、後に出会うフウから生身に近い精巧な人工筋肉との交換を提案されたが、死去した仲間の絆であるため、処置は敢えて寸法調節に留めた。: 激しい怒りを感じると、常識が通用しない圧倒的な強さを発揮する。パウルマンなどとの戦いでは致命傷としか思えない深手と多大な流血にもひるまずに戦い続け、サハラ最後のアルレッキーノとの戦いでは、炎を全身に浴びせられたにもかかわらず何故か全く傷つく様子がなかった。: その後、フウの推測によりエレオノールは赤ん坊の頃にフランシーヌ人形の溶けた生命の水を飲んでおり、その記憶を一部引き継いでいるが、人格までは移らなかった。、エレオノールをフランシーヌ人形の生まれ変わりと思い込み、憎むようになる。そのため、記憶を取り戻した思い出した時期は不明だが、勝とエレオノールに関する記憶も思い出していたことが、スペースシャトルを運搬する機関車内での食事の際に明らかになった。影響もあり、心底では以前と共通してエレオノールを愛しながらも、再会した時からずっと冷酷な態度をとっていたが、最終章での勝の啖呵により、自分の中の葛藤に決着を付け、彼女と和解し告白した。: 物語の完結後はエレオノールと共に二人だけのサーカスとして世界を回っている姿が描かれている。四肢の内、左腕だけはかつて勝が英良に依頼して冷凍保存されていたため、生身に戻ることができた。; 才賀 エレオノール(さいが エレオノール) / 才賀 しろがね(さいが しろがね): 声 - 横山智佐(サンデーCM劇場): 本作のメインヒロイン。: 懸糸傀儡(マリオネット)「あるるかん」を操る美女。通称「しろがね」。肉体年齢は19歳。長い間サーカスで暮らしてきた。才賀正二の命これは才賀貞義が計略の一環として正二に変装し、命じたものであると後に作中で明らかになっている。ただし、エレオノール本人がそれに気づいた直接の描写はない。により勝を守護する。勝を「お坊ちゃま」と呼び、時に優しく、時に厳しく家族として接するが、若干過保護な部分もある。特に勝が行方不明、彼に拒絶されるとしどろもどろになって何もできなくなる。: 実は才賀正二と才賀アンジェリーナの一人娘であるが、実の両親の存在を知らないまま、幼少時からルシール・ベルヌイユらに人形繰りを教えられ、ギイ・クリストフ・レッシュに伴われ「自動人形」との戦いに明け暮れた。ただ芸をする人形のように生きてきており、心から笑ったことはない。しかし鳴海や勝との出会いにより人間的な感情を表していく。: 体内に「柔らかい石」を宿すが、結果的には心臓と一体化していて取り出せない状態である。そのため幼少時に「しろがね」達や自動人形から身を守るために死んだことにされ、才賀正二とギイの手によって地下に幽閉(隔離)される。その後、自身の幸せを守れるように戦う術を身につけるため、ギイに連れられ「しろがね」となった。: フランシーヌ人形とフランシーヌ(オリジナル)の髪が溶けた生命の水を飲んだことによって、両者の記憶の一部を持っている(たとえば、フランシーヌが捕らわれていた際の記憶により、暗く囲まれた所が苦手)。しかしそのことによって、再会した鳴海からはフランシーヌ人形の生まれ変わりだと思われた。それに加えて、自動人形のパンタローネとアルレッキーノを従えていること、世界中にゾナハ病が広まった原因がフェイスレスが彼女を狙ったためであることから、ローレンシュタイン公国にいる生き残りの人々からも冷遇されるが、怪我人の手当てをしたり、浄水施設の水に自分の生命の水入りの血液を毎晩大量に入れたりと、献身的に行動していた。ハーレクインとの戦いの後、鳴海に告白され、その時初めて心から笑うことができた。: 物語の完結後は加藤鳴海と共に二人だけのサーカスとして世界を回っている姿が描かれている。[からくりさーかすのとうじょう]

からくりサーカスの登場人物(からくりサーカスのとうじょうじんぶつ)は、藤田和日郎少年漫画作品『からくりサーカス』に登場する人物の一覧である。
== 主人公 ==
; 才賀 勝(さいが まさる)
: サーカス編・からくりサーカス編の主人公
: 突如、数奇な運命に巻き込まれることになる少年。11歳。背丈は小学5年生(後に6年生となる)にしては小柄。父親の死に際し、遺言により莫大な遺産を全て相続したことから腹違いの兄弟から遺産目当てに命を狙われる羽目となり、祖父(才賀正二)に言われたとおり「あるるかん」の入ったトランクを持って逃げていた時に「加藤鳴海」「しろがね(エレオノール)」と出会う。作品開始当初は内向的で気弱ないじめられっ子そのものだったが、鳴海やしろがねに守られるうちに覚悟を決め、逃げてばかりの自分と決別し、自ら運命と闘う選択をする。序盤で「ダクダミイ」によって負った傷が残っており、それを見たクラスメイトなどは彼の変化に動揺を隠せなかった。
: 実は、彼自身はフェイスレス=才賀貞義の野望「永遠の命」の計画のために用意されたスペアの肉体であった。年齢によって衰えるフェイスレスに肉体を提供するのみの存在として特別教育クラスの中から選出された少年であるため、血縁関係は全く無い〔公式ガイドブック「からくりサーカスのすべて」のP.259「重箱のスミ」にて。『勝はフェイスレスの子供でないのなら、誰の子供なのでしょうか?』という質問に対する作者の解答。〕。回想の中でのみ母親が登場しており顔立ちは勝と酷似している。
: 旅の中ギイと出会い、自身の存在の意義と秘密、そしてしろがねとフェイスレスを中心とした全ての真実を知ることとなる。彼の記憶を転送(ダウンロード)されかけた事により、その技術の一部をある程度自らのスキルとして引き継いでいる。また、サーカス編中盤で祖父である才賀正二の記憶と経験を生命の水によって受け継いでおり、正二が得意とした剣術を得手としたほか、貞義が残した人形三体を操り、真夜中のサーカスの幹部勢にすら引けを取らない強さを発揮し始めた。全ての因縁と宿命を知った彼は正二の記憶、そして「しろがね(=エレオノール)を護る」という想いを受け継ぎ、自らの意志で戦う決意をする。闘いの過程で再度フェイスレスに記憶や人格をダウンロードされるが、自らの意思と体内に残ったエレオノールの血液(に含まれる生命の水)によって体内のフェイスレスの人格を消滅させた。
: 彼自身の資質として一度見たものはほとんど忘れることなく記憶し、目にした動作を完璧に真似ることが出来るという特技を持つ。それにより才能ある者が10年近い英才教育を受けた上で初めて可能となる(しろがねすら例外ではない)人形操りを初見で忠実に再現し、以後短期間の修行で完璧に体得した。主に使用した懸糸傀儡は「ジャック・オー・ランターン」。
: 数々の戦いを経て、スペースシャトルの防衛戦では、鳴海に背中を預けさせる程にまで成長し、出会った頃の鳴海自身が言ったように彼を超える男へと成長した勝は、最後の戦いに臨む。鳴海にしろがね(エレオノール)を託し、自身はアポリオンの止め方をフェイスレスから聞き出すべく、グリュポンらと宇宙へ飛び立ち、すべての決着をつける。
: 物語の完結後は立派な青年へと成長を遂げており、数々の激闘で付いた身体中の傷跡はなくなったかのように癒えた模様。相続した莫大な遺産の残りはすべて寄付したとのこと。武道を体得したらしい描写も見せており、用心棒4人を一撃でKOするほど腕っ節も強くなっていた。作中高純度の『生命の水』を飲んではいるが〔ゾナハ病対策として柔らかい石を体内に持つエレオノールの血液を飲んでいるほか、正二の記憶を体験させるため、彼の血液から精製された希釈された『生命の水』を飲んでいる。〕、何故かしろがね化した描写はなかった。最後はかつての鳴海のように世界を渡り歩いている最中、何者かに追われている少年少女を助け、新たな宿命に飛び込むところで終わる。
; 加藤 鳴海(かとう なるみ)
: からくり編主人公。
: 中国武術形意拳)の使い手。直情的な熱血漢。9月生まれの19歳(だがスティーブ・ロッケンフィールドには年齢を聞くまで28歳くらいかと思われ、ノリやヒロからも「とても19歳には見えない」と言われる)。人を笑わせないと生きていけない「ゾナハ病」に罹っていた。彼の祖父は人を笑わせるのが上手かったらしいが、鳴海自身は全くもって人を笑わせることに向いていない。そのため、作品連載当初は無理に人を笑わせようとして空回りする姿が度々滑稽に描かれた。
: かつては勝同様に気弱な性格で、母親が第2子を妊娠、兄となる自覚から『強くなりたい』と拳法を習い始めたが、結局は流産、以後の妊娠も望めぬ体となったことで絶望を覚えたものの、師匠の言葉でどこかに生まれ変わったであろう弟妹のために拳法を続ける決意を固め、現在に至る。それゆえ子供たちに対する愛情は深い。
: 才賀善治に誘拐された勝をエレオノールと共に助け、左腕を遺して行方不明となる。その際、部分的な記憶喪失に罹り、ゾナハ病患者になって日本に帰国してから左腕を失うまでの記憶を失う。その後、「しろがね」のギイに命を救われ、不死の霊薬・生命の水を飲み「しろがね」になる。左腕の義手として「あるるかん」の腕を付け、ゾナハ病をばら撒き人々を苦しめる自動人形と壮絶な戦いを繰り広げる。
: 戦いでは前述の武術(自動人形の弱点である「気」を扱うため、ギイが彼をスカウトしたのもこれが要因)に加え、あるるかんの腕に折り畳まれている聖ジョルジュの剣による白兵戦を行う。マリオネットを使わない戦いぶりは、「しろがね」だけでなく、敵陣の自動人形たちにも話題にされた。
: はじめてレイ疫病研究所に訪れた際に、ゾナハ病に苦しむ子供たちを目にし、自動人形に対する憎悪が頂点に達する。怒りから来る圧倒的な強さで、しろがねでも本来動けなくなるはずの多大な負傷をおわされながらも全くひるむことなくパウルマン一味を破り、自動人形にとっての「悪魔」と表現される。その後、物語後半ではルシールから受け取った白銀のアイマスク状の仮面をつけ、自身を「悪魔(デモン)」と皮肉ることもあった。
: 「しろがね」となった後も、爆発的な感情を持ち合わせた性格は変わらず、ルシールに「しろがねらしくない」と評される。しかしルシールは「鳴海に使った最後の生命の水は、クローグ村の井戸の底にあったので、一番濃い白銀の記憶がやどっているのでは」と推測していた。それが起因か、中国の白銀、白金たちの故郷に辿り着くと、白銀の記憶に支配され彼の記憶を追体験、物語に関わる重要な事実を知ることとなる。
: 「しろがね」と自動人形の最終決戦では、他の「しろがね」たちの仲間に対する冷酷さや非情さに惑わされながらも自分の生き方を貫く。その行動と言葉には「最古のしろがね」であるルシールを始め、ロッケンフィールド、ダール、ティンババティ、トーア、ドミートリィ、リィナら「しろがね」たちの考え方や生き方に大きな影響を与える。最終決戦において重傷を負い、先に失った左腕に加えて、両足と右腕を失うという事態に陥るが、トーアとロッケンフィールドの治療によって一命をとりとめ、仲間の「しろがね」のマリオネットのパーツを移植して蘇生。サイボーグ状の(しろがね-Oに近い)身体となった。なお、後に出会うフウから生身に近い精巧な人工筋肉との交換を提案されたが、死去した仲間の絆であるため、処置は敢えて寸法調節に留めた。
: 激しい怒りを感じると、常識が通用しない圧倒的な強さを発揮する。パウルマンなどとの戦いでは致命傷としか思えない深手と多大な流血にもひるまずに戦い続け、サハラ最後のアルレッキーノとの戦いでは、炎を全身に浴びせられたにもかかわらず何故か全く傷つく様子がなかった。
: その後、フウの推測により〔エレオノールは赤ん坊の頃にフランシーヌ人形の溶けた生命の水を飲んでおり、その記憶を一部引き継いでいるが、人格までは移らなかった。〕、エレオノールをフランシーヌ人形の生まれ変わりと思い込み、憎むようになる。そのため、記憶を取り戻した〔思い出した時期は不明だが、勝とエレオノールに関する記憶も思い出していたことが、スペースシャトルを運搬する機関車内での食事の際に明らかになった。〕影響もあり、心底では以前と共通してエレオノールを愛しながらも、再会した時からずっと冷酷な態度をとっていたが、最終章での勝の啖呵により、自分の中の葛藤に決着を付け、彼女と和解し告白した。
: 物語の完結後はエレオノールと共に二人だけのサーカスとして世界を回っている姿が描かれている。四肢の内、左腕だけはかつて勝が英良に依頼して冷凍保存されていたため、生身に戻ることができた。
; 才賀 エレオノール(さいが エレオノール) / 才賀 しろがね(さいが しろがね)<偽名>
: 声 - 横山智佐(サンデーCM劇場)
: 本作のメインヒロイン
: 懸糸傀儡(マリオネット)「あるるかん」を操る美女。通称「しろがね」。肉体年齢は19歳。長い間サーカスで暮らしてきた。才賀正二の命〔これは才賀貞義が計略の一環として正二に変装し、命じたものであると後に作中で明らかになっている。ただし、エレオノール本人がそれに気づいた直接の描写はない。〕により勝を守護する。勝を「お坊ちゃま」と呼び、時に優しく、時に厳しく家族として接するが、若干過保護な部分もある。特に勝が行方不明、彼に拒絶されるとしどろもどろになって何もできなくなる。
: 実は才賀正二と才賀アンジェリーナの一人娘であるが、実の両親の存在を知らないまま、幼少時からルシール・ベルヌイユらに人形繰りを教えられ、ギイ・クリストフ・レッシュに伴われ「自動人形」との戦いに明け暮れた。ただ芸をする人形のように生きてきており、心から笑ったことはない。しかし鳴海や勝との出会いにより人間的な感情を表していく。
: 体内に「柔らかい石」を宿すが、結果的には心臓と一体化していて取り出せない状態である。そのため幼少時に「しろがね」達や自動人形から身を守るために死んだことにされ、才賀正二とギイの手によって地下に幽閉(隔離)される。その後、自身の幸せを守れるように戦う術を身につけるため、ギイに連れられ「しろがね」となった。
: フランシーヌ人形とフランシーヌ(オリジナル)の髪が溶けた生命の水を飲んだことによって、両者の記憶の一部を持っている(たとえば、フランシーヌが捕らわれていた際の記憶により、暗く囲まれた所が苦手)。しかしそのことによって、再会した鳴海からはフランシーヌ人形の生まれ変わりだと思われた。それに加えて、自動人形のパンタローネとアルレッキーノを従えていること、世界中にゾナハ病が広まった原因がフェイスレスが彼女を狙ったためであることから、ローレンシュタイン公国にいる生き残りの人々からも冷遇されるが、怪我人の手当てをしたり、浄水施設の水に自分の生命の水入りの血液を毎晩大量に入れたりと、献身的に行動していた。ハーレクインとの戦いの後、鳴海に告白され、その時初めて心から笑うことができた。
: 物語の完結後は加藤鳴海と共に二人だけのサーカスとして世界を回っている姿が描かれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「からくりサーカスの登場人物(からくりサーカスのとうじょうじんぶつ)は、藤田和日郎の少年漫画作品『からくりサーカス』に登場する人物の一覧である。== 主人公 ==; 才賀 勝(さいが まさる): サーカス編・からくりサーカス編の主人公。: 突如、数奇な運命に巻き込まれることになる少年。11歳。背丈は小学5年生(後に6年生となる)にしては小柄。父親の死に際し、遺言により莫大な遺産を全て相続したことから腹違いの兄弟から遺産目当てに命を狙われる羽目となり、祖父(才賀正二)に言われたとおり「あるるかん」の入ったトランクを持って逃げていた時に「加藤鳴海」「しろがね(エレオノール)」と出会う。作品開始当初は内向的で気弱ないじめられっ子そのものだったが、鳴海やしろがねに守られるうちに覚悟を決め、逃げてばかりの自分と決別し、自ら運命と闘う選択をする。序盤で「ダクダミイ」によって負った傷が残っており、それを見たクラスメイトなどは彼の変化に動揺を隠せなかった。: 実は、彼自身はフェイスレス=才賀貞義の野望「永遠の命」の計画のために用意されたスペアの肉体であった。年齢によって衰えるフェイスレスに肉体を提供するのみの存在として特別教育クラスの中から選出された少年であるため、血縁関係は全く無い公式ガイドブック「からくりサーカスのすべて」のP.259「重箱のスミ」にて。『勝はフェイスレスの子供でないのなら、誰の子供なのでしょうか?』という質問に対する作者の解答。。回想の中でのみ母親が登場しており顔立ちは勝と酷似している。: 旅の中ギイと出会い、自身の存在の意義と秘密、そしてしろがねとフェイスレスを中心とした全ての真実を知ることとなる。彼の記憶を転送(ダウンロード)されかけた事により、その技術の一部をある程度自らのスキルとして引き継いでいる。また、サーカス編中盤で祖父である才賀正二の記憶と経験を生命の水によって受け継いでおり、正二が得意とした剣術を得手としたほか、貞義が残した人形三体を操り、真夜中のサーカスの幹部勢にすら引けを取らない強さを発揮し始めた。全ての因縁と宿命を知った彼は正二の記憶、そして「しろがね(=エレオノール)を護る」という想いを受け継ぎ、自らの意志で戦う決意をする。闘いの過程で再度フェイスレスに記憶や人格をダウンロードされるが、自らの意思と体内に残ったエレオノールの血液(に含まれる生命の水)によって体内のフェイスレスの人格を消滅させた。: 彼自身の資質として一度見たものはほとんど忘れることなく記憶し、目にした動作を完璧に真似ることが出来るという特技を持つ。それにより才能ある者が10年近い英才教育を受けた上で初めて可能となる(しろがねすら例外ではない)人形操りを初見で忠実に再現し、以後短期間の修行で完璧に体得した。主に使用した懸糸傀儡は「ジャック・オー・ランターン」。: 数々の戦いを経て、スペースシャトルの防衛戦では、鳴海に背中を預けさせる程にまで成長し、出会った頃の鳴海自身が言ったように彼を超える男へと成長した勝は、最後の戦いに臨む。鳴海にしろがね(エレオノール)を託し、自身はアポリオンの止め方をフェイスレスから聞き出すべく、グリュポンらと宇宙へ飛び立ち、すべての決着をつける。: 物語の完結後は立派な青年へと成長を遂げており、数々の激闘で付いた身体中の傷跡はなくなったかのように癒えた模様。相続した莫大な遺産の残りはすべて寄付したとのこと。武道を体得したらしい描写も見せており、用心棒4人を一撃でKOするほど腕っ節も強くなっていた。作中高純度の『生命の水』を飲んではいるがゾナハ病対策として柔らかい石を体内に持つエレオノールの血液を飲んでいるほか、正二の記憶を体験させるため、彼の血液から精製された希釈された『生命の水』を飲んでいる。、何故かしろがね化した描写はなかった。最後はかつての鳴海のように世界を渡り歩いている最中、何者かに追われている少年少女を助け、新たな宿命に飛び込むところで終わる。; 加藤 鳴海(かとう なるみ): からくり編主人公。: 中国武術(形意拳)の使い手。直情的な熱血漢。9月生まれの19歳(だがスティーブ・ロッケンフィールドには年齢を聞くまで28歳くらいかと思われ、ノリやヒロからも「とても19歳には見えない」と言われる)。人を笑わせないと生きていけない「ゾナハ病」に罹っていた。彼の祖父は人を笑わせるのが上手かったらしいが、鳴海自身は全くもって人を笑わせることに向いていない。そのため、作品連載当初は無理に人を笑わせようとして空回りする姿が度々滑稽に描かれた。: かつては勝同様に気弱な性格で、母親が第2子を妊娠、兄となる自覚から『強くなりたい』と拳法を習い始めたが、結局は流産、以後の妊娠も望めぬ体となったことで絶望を覚えたものの、師匠の言葉でどこかに生まれ変わったであろう弟妹のために拳法を続ける決意を固め、現在に至る。それゆえ子供たちに対する愛情は深い。: 才賀善治に誘拐された勝をエレオノールと共に助け、左腕を遺して行方不明となる。その際、部分的な記憶喪失に罹り、ゾナハ病患者になって日本に帰国してから左腕を失うまでの記憶を失う。その後、「しろがね」のギイに命を救われ、不死の霊薬・生命の水を飲み「しろがね」になる。左腕の義手として「あるるかん」の腕を付け、ゾナハ病をばら撒き人々を苦しめる自動人形と壮絶な戦いを繰り広げる。: 戦いでは前述の武術(自動人形の弱点である「気」を扱うため、ギイが彼をスカウトしたのもこれが要因)に加え、あるるかんの腕に折り畳まれている聖ジョルジュの剣による白兵戦を行う。マリオネットを使わない戦いぶりは、「しろがね」だけでなく、敵陣の自動人形たちにも話題にされた。: はじめてレイ疫病研究所に訪れた際に、ゾナハ病に苦しむ子供たちを目にし、自動人形に対する憎悪が頂点に達する。怒りから来る圧倒的な強さで、しろがねでも本来動けなくなるはずの多大な負傷をおわされながらも全くひるむことなくパウルマン一味を破り、自動人形にとっての「悪魔」と表現される。その後、物語後半ではルシールから受け取った白銀のアイマスク状の仮面をつけ、自身を「悪魔(デモン)」と皮肉ることもあった。: 「しろがね」となった後も、爆発的な感情を持ち合わせた性格は変わらず、ルシールに「しろがねらしくない」と評される。しかしルシールは「鳴海に使った最後の生命の水は、クローグ村の井戸の底にあったので、一番濃い白銀の記憶がやどっているのでは」と推測していた。それが起因か、中国の白銀、白金たちの故郷に辿り着くと、白銀の記憶に支配され彼の記憶を追体験、物語に関わる重要な事実を知ることとなる。: 「しろがね」と自動人形の最終決戦では、他の「しろがね」たちの仲間に対する冷酷さや非情さに惑わされながらも自分の生き方を貫く。その行動と言葉には「最古のしろがね」であるルシールを始め、ロッケンフィールド、ダール、ティンババティ、トーア、ドミートリィ、リィナら「しろがね」たちの考え方や生き方に大きな影響を与える。最終決戦において重傷を負い、先に失った左腕に加えて、両足と右腕を失うという事態に陥るが、トーアとロッケンフィールドの治療によって一命をとりとめ、仲間の「しろがね」のマリオネットのパーツを移植して蘇生。サイボーグ状の(しろがね-Oに近い)身体となった。なお、後に出会うフウから生身に近い精巧な人工筋肉との交換を提案されたが、死去した仲間の絆であるため、処置は敢えて寸法調節に留めた。: 激しい怒りを感じると、常識が通用しない圧倒的な強さを発揮する。パウルマンなどとの戦いでは致命傷としか思えない深手と多大な流血にもひるまずに戦い続け、サハラ最後のアルレッキーノとの戦いでは、炎を全身に浴びせられたにもかかわらず何故か全く傷つく様子がなかった。: その後、フウの推測によりエレオノールは赤ん坊の頃にフランシーヌ人形の溶けた生命の水を飲んでおり、その記憶を一部引き継いでいるが、人格までは移らなかった。、エレオノールをフランシーヌ人形の生まれ変わりと思い込み、憎むようになる。そのため、記憶を取り戻した思い出した時期は不明だが、勝とエレオノールに関する記憶も思い出していたことが、スペースシャトルを運搬する機関車内での食事の際に明らかになった。影響もあり、心底では以前と共通してエレオノールを愛しながらも、再会した時からずっと冷酷な態度をとっていたが、最終章での勝の啖呵により、自分の中の葛藤に決着を付け、彼女と和解し告白した。: 物語の完結後はエレオノールと共に二人だけのサーカスとして世界を回っている姿が描かれている。四肢の内、左腕だけはかつて勝が英良に依頼して冷凍保存されていたため、生身に戻ることができた。; 才賀 エレオノール(さいが エレオノール) / 才賀 しろがね(さいが しろがね): 声 - 横山智佐(サンデーCM劇場): 本作のメインヒロイン。: 懸糸傀儡(マリオネット)「あるるかん」を操る美女。通称「しろがね」。肉体年齢は19歳。長い間サーカスで暮らしてきた。才賀正二の命これは才賀貞義が計略の一環として正二に変装し、命じたものであると後に作中で明らかになっている。ただし、エレオノール本人がそれに気づいた直接の描写はない。により勝を守護する。勝を「お坊ちゃま」と呼び、時に優しく、時に厳しく家族として接するが、若干過保護な部分もある。特に勝が行方不明、彼に拒絶されるとしどろもどろになって何もできなくなる。: 実は才賀正二と才賀アンジェリーナの一人娘であるが、実の両親の存在を知らないまま、幼少時からルシール・ベルヌイユらに人形繰りを教えられ、ギイ・クリストフ・レッシュに伴われ「自動人形」との戦いに明け暮れた。ただ芸をする人形のように生きてきており、心から笑ったことはない。しかし鳴海や勝との出会いにより人間的な感情を表していく。: 体内に「柔らかい石」を宿すが、結果的には心臓と一体化していて取り出せない状態である。そのため幼少時に「しろがね」達や自動人形から身を守るために死んだことにされ、才賀正二とギイの手によって地下に幽閉(隔離)される。その後、自身の幸せを守れるように戦う術を身につけるため、ギイに連れられ「しろがね」となった。: フランシーヌ人形とフランシーヌ(オリジナル)の髪が溶けた生命の水を飲んだことによって、両者の記憶の一部を持っている(たとえば、フランシーヌが捕らわれていた際の記憶により、暗く囲まれた所が苦手)。しかしそのことによって、再会した鳴海からはフランシーヌ人形の生まれ変わりだと思われた。それに加えて、自動人形のパンタローネとアルレッキーノを従えていること、世界中にゾナハ病が広まった原因がフェイスレスが彼女を狙ったためであることから、ローレンシュタイン公国にいる生き残りの人々からも冷遇されるが、怪我人の手当てをしたり、浄水施設の水に自分の生命の水入りの血液を毎晩大量に入れたりと、献身的に行動していた。ハーレクインとの戦いの後、鳴海に告白され、その時初めて心から笑うことができた。: 物語の完結後は加藤鳴海と共に二人だけのサーカスとして世界を回っている姿が描かれている。」の詳細全文を読む




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