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いただきます : よみがなを同じくする語

戴きます
いただきます : ミニ英和和英辞書
戴きます[いただきます]
1. (exp) expression of gratitude before meals 
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いただきます : ウィキペディア日本語版
いただきます

いただきます(頂きます、戴きます)は、食事を始める際の日本語の挨拶である。「いただく」(「もらう」の謙譲語、または「食べる」「飲む」の謙譲語・丁寧語松村明(編)(2006), 『大辞林』 第3版 電子版, 三省堂. 〕)から派生したもので、「ます」をつけないと挨拶として機能しない連語である〔松村明(編)(2006), 『大辞林』 第3版 電子版, 三省堂. 〕〔小学館国語辞典編集部(編)(2006), 『精選版 日本国語大辞典』, 小学館. 〕。広辞苑は「出された料理を食べ始めるとき」と限定しているが〔新村出(編著)(2008), 『広辞苑』 第6版, 岩波書店.〕、自分で作った料理でも言うことがある。また食事だけでなく、物をもらうときにも言うことがある〔山口佳紀(編著)(2008)『暮らしのことば 新 語源辞典』, 講談社, 80頁. 〕。
後述するように、挨拶として広く慣習化されたのは恐らく昭和時代からであり、古くからの伝統であるか疑問視される〔熊倉功夫 (1999), 『文化としてのマナー』, 岩波書店, 47-49頁. 〕。
== 語誌 ==
「いただく」という語の語源は諸説唱えられてきたものの〔前田富祺(編) (2005), 『日本語源大辞典』, 小学館, 126頁. 〕、いまだ定説はない。この語は、元来、頭上に載せる動作を指す普通語であったが、目上の人から物を賜る時に、それを高く掲げ、謹み(つつしみ)や感謝を表現して受け取ったことから、やがて「もらう」「買い受ける」を意味する謙譲語となっていった〔〔柳田国男 (1946), 「毎日の言葉」, 『柳田国男全集 第15巻』(1998) に再収, 筑摩書房, 249-250頁. 〕〔。食べ物を「いただく」という場合、改まった式の日の食事で、神の前か貴人の前で、同時に同じものを食するときに言ったもので、もともとは食物を頭か額にまで掲げていたと考えられる〔〔堀井令以知(編著)(1997), 『決まり文句語源辞典』, 東京堂出版, 32頁. 〕〔。中世に位階が細かくなると、人と会えばどちらかが目上であるということになり、また、相手を目上と思って尊ぶことを礼儀とするようになってからは、「いただく」機会は激増し〔、この謙譲用法は確立されていった〔。したがって本来は、飲食物を与えてくれる人、または神に対しての感謝の念が込められていたと考えられる〔。
近年(おそらく昭和後期以降)、特に道徳やマナーなどの教育において、食材への感謝であると説明されることがある。これによれば、食材となった動植物を「いただい」て、自分の命を養わせてもらう、その感謝を意味しているという〔「肉や魚はもちろんのこと、野菜や果物にも命があると考え、「○○の命を私の命にさせていただきます」とそれぞれの食材に感謝しており (後略)」 All About Japan. そうだったのか!「いただきます」本当の意味 〕〔「「いただきます」には、すべての食材には生命があり、その命をいただいて、「生かさせていただいています」という意味があるといわれています」  〕。仮にそうであるなら、食事の前には毎日のように使われていたはずであるが、しかし柳田らが指摘しているように、元来「いただく」は非日常的な場で使われていた言葉であった。したがって、この説は語史的には俗説である。その道徳的価値はともかくとして、歴史的観点から言葉の由来を説明するものではない。
「食材への感謝」説の淵源のひとつは、浄土真宗の近年の活動にあるとみられる〔浄土真宗本願寺派 本願寺(西本願寺) 新「食事のことば」解説 〕〔浄土真宗本願寺派 築地本願寺 「浄土真宗とお料理」 〕。それは、2009年以降の食前の言葉「多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。深くご恩を喜び、ありがたくいただきます」、そして食後の言葉「尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。おかげで、ごちそうさまでした」にもはっきりと表れている。しかし、この改定以前の言葉は「み仏と、みなさまのおかげにより(後略)」「尊いおめぐみによりおいしくいただきました」であった。食材の命をいただくといった考えを強調するのは最近の傾向とみられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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