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Tigers-ai : ウィキペディア日本語版
Tigers-ai[たいがーす あい]

Tigers-ai(タイガース アイ)は、阪神甲子園球場京セラドーム大阪で開催されるプロ野球阪神タイガースの試合映像を多方面に配信している組織である。阪神電気鉄道子会社阪神コンテンツリンクが運営している。
== 概要 ==
Tigers-aiは、阪神タイガース主催ゲームの映像を制作する。阪神タイガースは、強力な資本関係でつながった放送局を持たないゆえに〔ただし、親会社の阪神電気鉄道は朝日放送大阪放送スカイ・AGAORAに出資している。また、阪神電気鉄道社長藤原崇起は毎日放送の社外取締役にも就任している。さらに阪神電気鉄道の親会社である阪急阪神ホールディングス関西テレビ放送を傘下に持つので放送局とまったく無関係ではない。〕、他の放送事業者に依存しなくても自前で制作著作した映像を獲得する事が、運営上の大きな使命となっている。
とはいえ、在阪の準キー局をはじめとした他の放送事業者の側にも、他のテレビ局系列に依存する事無く、阪神タイガースの映像を試合中継・ニュース映像やスポーツバラエティに活用したい、という需要は組織設立当初より見込まれていた。現在では衛星放送(BSはNHK BS1〔2010年まではBSデジタルハイビジョン2011年3月31日廃局)でも中継〕、CSはスカイ・AGAORA〔基本的にどちらか一方のチャンネルが生放送し、もう一方は試合終了後にNEARLIVE方式=撮って出しによる録画中継(実質再放送)である。ただし、朝日放送で地上波中継が行われる日のスカイ・エーはABCの放送を、毎日放送で地上波中継が行われる日のGAORAはMBSの放送をそのまま放送することもある。また、両局が同時間帯に同じ試合の再放送をすることもある。〕)とインターネット動画配信(虎テレ 阪神タイガースLive!インターネットプロバイダーTigers-net.com )、スマートフォン向けマルチメディア放送NOTTV)による生中継〔阪神タイガースLive!は毎日放送が運営しており、中継を視聴する場合は有料会員制となっていたが2006年限りで終了した(詳細当該項参照)。またTigers-net.comでは会員専用の中継ページがあり、同プロバイダーの会員であれば試合の映像を無料で視聴できる。ブロードバンド対応コース(ADSL・Bフレッツ)では画像320×240、512kbpsでライブ中継と録画中継を楽しめる。ナローバンド対応コース(ダイヤルアップフレッツISDNモバイル)は画像160×120、50kbpsのライブ中継のみ利用できる。対象は巨人戦以外の甲子園での主催ゲーム年50試合前後。〕、それに各テレビ局で放送されるスポーツニュースの素材にも使われている。また、当然ながら阪神主催試合での場内ビジョンの映像も、Tigers-aiが制作した映像を使用する場合がほとんどである。
地上波の野球中継と比べるとカメラの台数が少なく(甲子園では5台体制)、カメラ位置も独特なものになっている(NHK BS1の中継では独自にバックネット裏放送席とライト側バックスクリーン横にカメラを設けており、その映像を織り交ぜて放送している)。
なお、京セラドーム大阪での主催試合も制作しているが、カメラ配置等の関係上、地上波が在阪民放局と兵庫県サンテレビジョンによる並行中継の場合は、Tigers-aiによる中継はできない〔この場合、スカイ・A(朝日放送が中継する試合を除く)とGAORA(毎日放送が中継する一部試合を除く)はサンテレビからネットを受けるが、サンテレビ単独中継の場合はTigers-aiで制作しない日もある〕。ただし、近年は在阪局とサンテレビの並行中継はほとんど行われなくなった。それ以外の地方球場では長くTigers-ai制作の対象外であったが、2008年 滋賀県・皇子山球場での主催オープン戦(対西武戦)を制作し、びわ湖放送(試合の主催者だったが自社制作は行わず)、テレビ大阪に配信した。公式戦においても2009年や2013年の倉敷マスカットスタジアムや、2013年の沖縄セルラースタジアム那覇〔この時は琉球放送毎日放送が技術協力という形で参加しており、RBCも第2試合があった7月10日の試合を自社制作中継している〕で行った主催試合をスカイ・A、GAORAに配信した事例がある。
2012年より虎テレ(2015年まではスマートフォン向け、2016年キャンプ中継よりPC向け配信開始)での阪神主催全試合生配信およびスカイ・Aでの全試合中継が行われるようになった(スカイ・Aでの全試合中継は2013〜2015年シーズン)ため、地方球場や巨人戦でもTigers-aiによる実況が行われるようになった。
NHK BS1では2007年から、BSデジタル放送において野球中継を16:9のワイド画面で放送しているため、これまでBSデジタルハイビジョンのみ実施していたハイビジョン制作による中継が増加した(2010年までは標準画質での放送)。スカイ・AやGAORAの中継分も、スカパー!(東経124/128度CS)ではHD放送サービス「スカパー!HD」(現:スカパー!プレミアムサービス)にて、スカイ・Aでは2009年5月1日開始、GAORAでも同年10月1日に開始した。スカパー!(東経110度CS)でのハイビジョン放送はスカイ・A、GAORAとも2012年12月1日開始した。また、スポーツニュース用の映像は2009年からハイビジョン画質で配信されている。
ウエスタン・リーグの阪神戦についても阪神鳴尾浜球場や、阪神甲子園球場などで開催される一部試合を、CS放送向けに制作(スカイ・AやGAORAとの共同制作)、2014年以降は虎テレ(2015年4月21日より鳴尾浜球場の全試合で実施されているバックネット裏カメラの映像配信とは並行して実施)にも配信されている。また、2011年4月15日〜17日に東日本大震災の影響でクリネックススタジアム宮城から甲子園に移して開催された「東北楽天ゴールデンイーグルス×オリックス・バファローズ」の公式映像ならびにスカイ・A向けの中継映像を制作した(2012年の甲子園での主催試合は当初の予定どおりの開催だったため通常通りTCP制作で放送した)。
在阪局では、NHK・毎日放送・関西テレビ読売テレビテレビ大阪がニュース素材としてタイガース・アイから購入している(自局での中継制作がない試合のみ購入)。朝日放送では野球中継で提携しているサンテレビジョンの映像を主に使用している(サンテレビジョンでの中継制作がない日はタイガース・アイから購入する)。なおサンテレビでは、1度だけ2003年に朝日放送制作で中継する予定の阪神戦が急遽放送できなくなり、その代わりとしてTigers-aiの映像を使った自社制作による中継が行われたことがある。関西テレビでタイガースホームゲームが放送された時はフジテレビONEプロ野球ニュースすぽると!では関西テレビの映像を使用する。
2013年からはNOTTV、パ・リーグTVへも一部試合が配信されている。なお、NOTTV、パ・リーグTV、虎テレでは、スカイ・AやGAORAではCMが放送されている時間も、球場内の映像が放送されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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