翻訳と辞書
Words near each other
・ Newton method
・ Newton OS
・ Newton's law of cooling
・ Newton's law of gravitation
・ Newton's mechanical theory of propagation of particles
・ Newton-Raphson method
・ Newtonian flow
・ Newtonian fluid
・ NEWTRAL
・ NEWTYPE
・ Newtype
・ NEWVERY
・ NewWORDS
・ Newwy
・ NEX
・ NEXAVE
・ NEXBRICK
・ NEXCO
・ Nexenta OS
・ NexGen


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

Newtype ( リダイレクト:月刊ニュータイプ ) : ウィキペディア日本語版
月刊ニュータイプ[げっかんにゅーたいぷ]

月刊ニュータイプ』(Newtype)は、角川書店が編集、KADOKAWAが発行するアニメ雑誌1985年3月8日(4月号)創刊。
現存するアニメ雑誌では3番目に古い老舗的存在で、、10日売りアニメ雑誌の1誌である。表紙ロゴは英語の「Newtype」である。毎月10日発売。本誌連載作の単行本ニュータイプ100%コミックス
== 概要 ==
アニメ雑誌『アニメック』の副編集長だった井上伸一郎が角川書店に移籍。テレビ雑誌『ザテレビジョン』のアニメコーナーを担当し、1984年には『ザテレビジョン』別冊でアニメ『重戦機エルガイム』のムックを出版するなど実績を積んだ上で創刊された。初代編集長は佐藤良悦〔大久保一光&バッドテイスト編『重戦機エルガイム大全』双葉社2003年、p.170。川村万梨阿インタビューより。〕。
大判でビジュアルを全面に出した誌面が本誌の最大の特徴であり〔氷川竜介「サンライズとその時代3 1985~1989」『サンライズ全作品集成1 サンライズクロニクル 1977~1994』サンライズ、2007年、p.228。〕、アニメ以外にも音楽や実写映画の情報を取り入れた新しいビジュアル誌というコンセプトで〔矢吹武「角川書店アニメ・コミック事業部の絶え間なき挑戦」『ダ・ヴィンチ2004年11月号、メディアファクトリー。創刊スタッフの井上伸一郎の発言。〕総合カルチャー誌的な構成となっている点で異彩を放った〔刹瀬久秀「年代記・コミケとマンガ雑誌の変遷」『別冊宝島358 私をコミケにつれてって! 巨大コミック同人誌マーケットのすべて』宝島社1998年、p.67。〕。また、本誌あるいは別冊の『コミックGENKi』で漫画連載も行い、これらはメディアミックスの一環となった。角川書店が1994年初めに一回だけ刊行した『少年キッズ』も、名義上は『ニュータイプ』の増刊である。
社会現象を産んだ『機動戦士ガンダム』の続編として鳴り物入りで制作された『機動戦士Ζガンダム』のスタートと並行して創刊すると共に、強力なタイアップをおこない〔〔、創刊号は表紙から巻頭特集その他、『Zガンダム』一色で盛り上げられ、またその価格は400円と、小学生から高校生女子向けに設定された『アニメディア』(学習研究社学研パブリッシング)と同等の、破格の安さだった。従来、紙媒体で『機動戦士ガンダム』シリーズの情報を発信するメディアは講談社だったが、以後、その市場に角川書店が積極的に介入するようになり、初の劇場オリジナル作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、ついに製作者の1つに名を連ねることになる。富野由悠季によるノベライズ『小説 機動戦士ガンダム』(1)〜(3)も販元がソノラマ文庫から角川に移籍した。
創刊号発売の前の月には関係者向けに「0号」が配布された。創刊号ではコンビニ流通もおこなわれた。プレ創刊号の0号の表紙は『聖戦士ダンバイン』に登場するチャム・ファウ、創刊号の表紙は『機動戦士Ζガンダム』に登場するガンダムMk-IIと、いずれもサンライズのアニメであり〔小黒祐一郎「第2次アニメブームとクリエーター」『ニュータイプ マークII』角川書店、1997年、p.33。〕、創刊当初は『アニメック』『ザテレビジョン』の流れからサンライズ作品に強かった。メディアミックスの一環として同誌掲載作品が角川グループでアニメ化されたり、同グループ内のアニメを大きく取り扱うことも多い〔佐野眞一『日本映画は、いま スクリーンの裏側からの証言』TBSブリタニカ、1996年、p.148.当時の編集長だった井上伸一郎の証言による。〕。
創刊されるとそれまでトップだった徳間書店の『アニメージュ』に代わって部数がトップとなる。特に『新世紀エヴァンゲリオン』がブームになった1990年代半ばにはアニメ雑誌としては前代未聞の40万部を記録した〔〔小黒祐一郎「第2次アニメブームとクリエーター」『ニュータイプ マークII』角川書店、1997年、p.32。〕〔氷川竜介「アニメ新世紀へのカウントダウン 1997~1998年」『世紀末アニメ熱論』キネマ旬報社、2000年、p.122。〕〔「アニメ今昔物語」『流行批評SPECIAL EDITION オタクになれないアニメ好きの本』キルタイムコミュニケーション、1997年、p.25。〕〔橋本直樹『コミックマニュアル』ミオシン出版、1999年、pp.189-190.〕、大判のビジュアルというコンセプトはその後に創刊されたアニメ雑誌にも影響を与え、老舗の『アニメージュ』までが1998年に『ニュータイプ』に倣ったリニューアルを行なっている。さらにもうひとつの競合誌に当たる『アニメディア』も2010年4月号から『ニュータイプ』と同様の判型(A4ワイド)に変更している。
2002年11月より、主に日本語から英語に翻訳された記事からなる北米版ニュータイプ(ニュータイプUSA)が発売されたが、部数が伸び悩み(5万から7万部と見られる)、2008年2月号をもって北米版は廃刊となった〔Newtype USA to Cease Publication ANIME NEWS NETWORK 2008年1月9日。〕。他の海外版である韓国版は引き続き発売されている。
2013年5月号は『ファイブスター物語』の連載再開第1回となり、この影響で発売3日で完売し雑誌としては異例の重版が決定された。
2013年10月号をもって(発売元での)角川書店としての販売が終了し、11月号からKADOKAWAからの発売になった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「月刊ニュータイプ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Newtype 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.