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Lomography ( リダイレクト:ロモグラフィー ) : ウィキペディア日本語版
ロモグラフィー

ロモグラフィー()は、オーストリアの企業であるロモグラーフィシェ株式会社()の登録商標であり、同社の通称である〔。同呼称のもと、ウェブサイトや実店舗を通じて銀塩写真、とくにスナップ写真のための写真機フィルム、アクセサリー等を販売している〔。
日本法人は株式会社ロモジャパンである〔利用規約 、ロモジャパン、2012年1月6日閲覧。〕。
== 略歴・概要 ==
ロモグラフィーは、その前史として、1982年(昭和57年)に当時のソビエト連邦において、ロモLC-Aの生産計画が始まったことを起点としている〔''About - Timeline'' , ロモグラフィー、2012年1月6日閲覧。〕。「ロモLC-A」は、日本のカメラメーカーであるコシナが1980年(昭和55年)11月に発売した「コシナCX-2」のコピー製品である〔。サンクトペテルブルクロモ社では、1984年(昭和59年)に「ロモLC-A」の大量生産が開始され、月産1,100台がソビエト連邦内のほか、主にポーランドチェコスロバキアキューバなどの共産圏へ輸出された〔。
1991年(平成3年)、当時学生であったオーストリア人、ヴォルフガング・シュトランツィンガー、マティアス・フィーグル(現マティアス・フィーグル=ビバウィー〔)が、プラハでLC-Aを「発見」したことをきっかけに、翌1992年(平成4年)「ロモグラフィック・ソサエティ」を設立、同年11月5日には「ロモグラフィー宣言」を新聞に発表、700本の「ロモLC-A」を完売する〔〔Wolfgang Stranziger, the eye catcher , , ''cafebabel.co.uk'', 2006年9月19日付、2012年1月6日閲覧。〕。1994年(平成6年)、それぞれ大学を卒業したシュトランツィンガーとフィーグルは、「ロモLC-A」で撮影した1万枚以上のスナップ写真を用いて米国のニューヨーク市、ロシアのモスクワで大規模な展示を行い、その収入をもとに起業した〔。同年には初の「ロモグラフィー・エンバシー」をドイツのベルリンに開設する〔。しかしながら、1996年(平成8年)にはロモは「ロモLC-A」の生産終了を決めてしまう〔。そこでロモグラフィーはサンクトペテルブルクに赴き、当時の副市長だったウラジーミル・プーチンと会見、「ロモLC-A」再生産の約束とともにその販売についての排他的契約を結ぶ〔〔。ロモグラフィーの公式ウェブサイトには、会談時のプーチンらの写真が歴史的証拠および記念として掲載されている〔〔Provide for the future , ロモグラフィー、2012年1月6日閲覧。〕。
1997年(平成9年)には、スペインのマドリッドで、第1回ロモグラフィー世界会議を開催、120メートルにもおよぶ「ロモウォール」には3万5,000枚ものロモグラフ(ロモLC-Aで撮った写真)が張り巡らされた〔。翌1998年(平成10年)に開かれたケルンでのカメラ見本市フォトキナで「アクションサンプラー」を発表〔。2000年(平成12年)にはロモグラフィーが特許権を取得し設計・製造した「スーパーサンプラー」を発表する〔。2001年(平成13年)、ウィーンに初のロモグラフィーショップを開店、2003年(平成15年)にはオリジナルバッグを発表、ファッションにも進出する〔。
2005年(平成17年)に魚眼レンズを使用した「フィッシュアイ」を発表〔、同年、創業者シュトランツィンガー、フィーグルらを描くドキュメンタリー映画をクリスチャン・シュミット=ダヴィットが監督してドイツで製作され、『』のタイトルで公開された〔, 2012年1月6日閲覧。〕。
2006年(平成18年)には「ロモLC-A」のレプリカ版「ロモLC-A+」を発表、同写真機のためのアクセサリー類も販売を開始する〔。2007年(平成19年)、2004年に北京で開いたロモグラフィー世界会議をふまえ、香港の1960年代の中判カメラであるダイアナカメラをリスペクトしたレプリカ版「ダイアナ+」、およびホルガのレプリカ版を発表、香港、フランスのパリ、韓国のソウルに出店する〔。2008年(平成20年)には「ロモLC-A」と同じ工場でかつてつくられていた二眼レフカメラである「ルビテル166」のレプリカ版「ルビテル+」等を発表、レッドスケールやクロス現像を念頭に置いたリバーサルフィルムの発売も開始する〔。2009年(平成21年)には「ダイアナ+」をインスタントカメラ化する「ダイアナ・インスタント・バック+」を発表、「ロモLC-A」生誕25周年を祝う〔。
2011年(平成23年)、同社による初めての動画のための撮影機である「ロモキノ」の販売を開始する。同機は、36枚撮りの135フィルムを使用し、30秒の動画が撮影できるものである。
同社は、ロモ(''Lomo'')、ロモグラフィー(''Lomography'' or ''Lomographie'')、ロモグラフィック(''Lomographic'')、ポップ9(''Pop9'')、ホルガ(''Holga'')、(''Lubitel'')、ダイアナ(''Diana'')、(''Smena'')、アクションサンプラー(''Actionsampler'')、スーパーサンプラー(''Supersampler'')等の全世界対象の商標権を握っている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロモグラフィー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lomography 」があります。




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