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KSLV-II : ウィキペディア日本語版
KSLV-II

KSLV-II(Korea Space Launch Vehicle-2)は、大韓民国韓国航空宇宙研究院 (KARI) が開発中の人工衛星打ち上げ用液体燃料ロケット
== 開発計画 ==
韓国本土から初めて人工衛星を打ち上げた羅老は、ロシアからの全面的な技術協力を受けて共同開発されたロケットだったが、KSLV-IIでは基本的に韓国独自で開発が行われる。韓国側の開発者としてKARIが独占的に開発を行った羅老の反省を生かして、KSLV-IIでは韓国の産(企業)学(大学)研(KARI)が密接に連携した「開放型事業団」形式で開発を行う〔。予定される開発総予算は2011年時点で1兆5449億ウォン、2014年1月時点で1兆9572億ウォンで〔、1000人の専門人材が開発に係る〔韓国独自の技術による宇宙ロケット開発へ (朝鮮日報 2011年6月1日)〕〔高推力液体エンジン開発して2018年韓国型発射体撃つ (韓国経済新聞 2009年10月7日)〕。
KSLV-II開発計画は、ロシアから羅老の第1段ロケットエンジンの技術移転を受ける目論見が頓挫したため国産開発での技術的実現性の目処が立たず、開発予算計上が何度か延期されてきた。2010年度予算で初めて本予算が承認されて「開発研究」フェーズに移行した。開発は三段階に分かれており、2010年から2015年7月までの第一期で第3段用7トン級エンジンの開発と第1段と第2段用の75トン級エンジンに対応した燃焼試験設備の建設を推進した〔韓国型発射体開発事業、第1段階は成功裏に終了…17年に試験発射予定 中央日報 2015年7月30日〕。2015年8月から2018年3月までの第二期で75トン級のエンジンを開発しこれを第1段用エンジンに一基使った試験用2段ロケットを完成させて2017年12月に試験発射し、2018年4月から2021年3月までの第三期で第1段に75トン級エンジン4基をクラスター化したKSLV-IIを完成させて、2019年と2020年に発射する予定である〔〔羅老号打ち上げ成功から1年…韓国初の韓国型ロケットの打ち上げ準備にあふれる活気 中央日報 2014年1月27日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「KSLV-II」の詳細全文を読む




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