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HMMWV ( リダイレクト:ハンヴィー ) : ウィキペディア日本語版
ハンヴィー

ハンヴィー(HMMWV, Humvee:High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle=高機動多用途装輪車両)は、M998四輪駆動軽汎用車とその派生型で、1985年からM151ケネディジープ)の更新用車両としてアメリカ軍に配備が始まった軍用車両に対する総称。先代の「ジープ」同様、特定の一車種を指すものではない。AMゼネラルで生産されている。


== 概要 ==
用の汎用輸送車両として1970年代より検討が開始された。1979年に発注仕様が固まり、AMゼネラルアメリカン・モーターズ軍用車部門。ルノーとの合弁に際し1982年分離独立)が試作車を製造する事となった。これが採用され、1985年より量産が開始された。
初の実戦投入は1989年パナマ侵攻においてである。なお、1995年からは能力向上型(Expanded capacity)の生産も開始されている。
追加装備にM2重機関銃、荷物牽引用ウインチ、追加用の装甲板が存在し、改良型のM1025、M1043/M1044では追加武装として、M2重機関銃に加えMk.19 グレネードランチャーM240汎用機関銃M249軽機関銃が追加された。また、M134 ミニガンを装備した車両も存在する。
また、アメリカ軍の特に特殊部隊では独自の改造を施しており、自分達の用途に見合った改造が成されている。そのため、海兵隊海軍特殊部隊が戦線に配備されても、まずは陸軍が置いて行ったハンヴィーの改造から始めるといったことも少なくない。この場合、隊員たちの改造(溶接や加工まで行う)により純正ではない武器が搭載されたり、座席の配置が変更されるなどということも多々あるため、搭載される武器は何通りにもなる。中には、急ぎの改造で座席に事務用椅子が使われているものまであり、それぞれ隊員達が好きな名前を付けて呼んでいる。
仕様の異なる榴弾砲の牽引車両や救急車TOW対戦車ミサイル搭載車両なども存在し、特にTOWについては、M151では弾薬や人員を2台に分乗させる必要があり、非効率だったのを受けて、ハンヴィーの設計要求に1台でTOW運用機材・人員を全て収めることが含まれていた。
ソマリア内戦などでは市街戦において装甲の脆弱性が問題となり、新たに装甲追加キットや強化改良仕様車が開発された。さらに、イラク戦争では地雷IEDに対する脆弱性も問題となり、装甲強化型(M1114、M1151など)への更新や機関銃手の防護キット(OGPK)、あるいは遠隔式銃塔(M153 CROWS II)の追加装着などが行われたが、これでも防御力は充分とはならず、こういった低強度紛争(LIC)に対応したMRAP(耐地雷待ち伏せ防護)車両への置き換えが進められている。
イスラエル国防軍では独自に改造を施した多種類の車両を運用しており、装甲強化改造を施したタイプは角張った形状のキャビンが特徴的である。
また、アーノルド・シュワルツェネッガーの要請でハンヴィーを民生化した車種がハマー(HUMMER)である。
アメリカ軍は、2000年代中旬頃からハンヴィーの後継となるJLTVの選定計画を進めており、2015年8月に、オシュコシュ社のがJLTVの車種に選定された。L-ATVは2018年から2030年代にかけてアメリカ陸軍、海兵隊に総計53,582両が調達される予定である。
現在はISISもイラクから流出した相当数のハンヴィーやM1117装甲警備車を所有している。
          
''がJLTVの車種に選定された。L-ATVは2018年から2030年代にかけてアメリカ陸軍、海兵隊に総計53,582両が調達される予定である。
現在はISISもイラクから流出した相当数のハンヴィーやM1117装甲警備車を所有している。
          

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Humvee 」があります。




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