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ETCS : ウィキペディア日本語版
ETCS
ETCS (European Train Control System) は、ヨーロッパ鉄道における、統一列車制御システムの名称である。
ETCSは、欧州連合 (EU) が中心になって開発している“ERTMS”(European Rail Traffic Management System)の一部と位置づけられている。
ETCSプロジェクトに参加しているのは、ヨーロッパの鉄道事業者、鉄道産業界、鉄道関係の研究機関、EUや各国政府機関など、多岐にわたっており、非常に大きなプロジェクトとなっている。
== 背景 ==
ヨーロッパ鉄道は、歴史的に、各国で個別に構築され発展してきたため、車両線路の規格、複線での進行方向、電化方式、信号システムなどが、国によって異なっている。そのため、複数の国にまたがる列車は、ヨーロッパ共通規格の客車(RIC規格)や貨車(RIV規格)で運用され、国境を越える場合は、牽引する機関車国境駅で付け替える方式で対応し、この方式が長年にわたって採用され続けてきた。
しかし、この方法では、国境を越える毎に機関車を付け替えなければならず、その手間がかかることや、スピードアップの障害となる。そこで、ヨーロッパの鉄道では、国境を越えて自由に列車が行き来できる(相互運用性(インターオペラビリティ))ような努力が続けられてきた。機関車や電車気動車を、多くの国で運用可能なように、規格を共通化することや、複数の電源方式に対応した複電圧式の電車・電気機関車の開発が、それである。
信号システムに関しては、電化方式や規格以上に、国ごとの共通性がなく、しかも、一つの国に複数の信号システムが存在する場合もあり、一つの機関車に、その機関車が運用される国の全ての信号システムを搭載しなければならない場合も数多く存在する。
ヨーロッパの鉄道における相互運用性の向上のためには、ヨーロッパで統一された信号システムの開発が必須であり、その結果、1990年代前半から、世界鉄道連合(UIC)が中心となって、ヨーロッパ統一信号システムの仕様策定と開発に着手することになった。これが“ETCS”である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ETCS」の詳細全文を読む




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