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ATPシンターゼ : ミニ英和和英辞書
ATPシンターゼ[ちょうおん]
ATP synthase
===========================
ATP : [ATP]
 ATP : Adenosine 5'-TriPhosphate
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ATPシンターゼ ( リダイレクト:ATP合成酵素 ) : ウィキペディア日本語版
ATP合成酵素[ATPごうせいこうそ]
ATP合成酵素(—ごうせいこうそ)とは、呼吸鎖複合体によって形成されたプロトン濃度勾配と膜電位からなるプロトン駆動力を用いて、ADPリン酸からアデノシン三リン酸 (ATP) の合成を行う酵素である。別名ATPシンターゼATPシンテターゼ呼吸鎖複合体V、複合体Vなど。なお、酵素の常用名は基質にaseを付加したものである〔静岡大学 八木達彦『酵素の命名から登録まで』 等〕ため、ATPアーゼはATPを基質として分解するATP分解酵素であり、ATP合成酵素とは正反対の働きを持つ酵素の名称である。
== ATP合成酵素における位置づけ ==
ATP合成酵素のすべてが生物のATP合成に用いられるわけではない。ATP合成酵素のうちイオン輸送性ATP合成酵素の一群がATP合成酵素を含んでいる。イオン輸送性ATP合成酵素は以下の分類がなされる。
*F型ATP合成酵素 – ほとんどの生物がATP合成に用いている
*P型ATP合成酵素 – イオン能動輸送に用いられる、ATP消費型
*V型ATP合成酵素 – 液胞 (vacuole) に存在する、能動輸送に用いられる
*A型ATP合成酵素 – 古細菌の用いるATP合成酵素
イオン輸送性ATP合成酵素はそのすべてが電気化学的ポテンシャルを用いてのATPの合成が可能である。しかしながら以上のイオン輸送性ATP合成酵素の中で、生物がATPの合成に用いているのはF型およびA型である。
F型ATP合成酵素はほぼ全生物が所持するATP合成酵素の代表的なものであり、αプロテオバクテリアのATP合成酵素がその起源といわれている。A型ATP合成酵素は古細菌に特有なATP合成酵素であり、その後真核細胞の中でV型ATP合成酵素に変化したと言われている。A型ATP合成酵素はそのためV型ATP合成酵素に分類されることも多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ATP合成酵素」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 ATP synthase 」があります。




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