翻訳と辞書
Words near each other
・ 9ミリ半
・ 9ミリ拳銃
・ 9ミリ新拳銃
・ 9ミリ機関けん銃
・ 9ミリ機関拳銃
・ 9ミリ自動けん銃
・ 9ミリ自動拳銃
・ 9・11
・ 9・11テロ
・ 9・11陰謀
9・30事件
・ 9丁目 (マンハッタン)
・ 9世紀
・ 9代式守勘太夫
・ 9代目土橋亭里う馬
・ 9係
・ 9区
・ 9区 (パリ)
・ 9区 (ホーチミン市)
・ 9千年紀


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

9・30事件 : ミニ英和和英辞書
9・30事件[くだん, けん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

9・30事件 ( リダイレクト:9月30日事件 ) : ウィキペディア日本語版
9月30日事件[くがつさんじゅうにちじけん]

9月30日事件(くがつさんじゅうにちじけん)、通称9・30事件とは、1965年9月30日インドネシアで発生した軍事クーデターである。
==概要==
クーデターを起こした国軍部隊は権力奪取に失敗しているので、正しくはクーデター未遂事件とするべきであるが、一般に未遂事件後のスハルトによる首謀者・共産党勢力の掃討作戦に関連する一連の事象全体を指して「9月30日事件」と総称している。
事件の背景として、国軍と共産党の権力闘争、スカルノの経済政策の失敗にともなう国内混乱、マレーシアとの対立により国際連合脱退まで至った国際政治におけるインドネシアの孤立などがあった。この事件を契機として、東南アジア最大だったインドネシア共産党は壊滅し、初代大統領スカルノは失脚した。
9月30日事件の詳細な経緯については、スハルト政権崩壊後の今日においても、未だ多くの謎に包まれている。スカルノの排除を狙うスハルトが仕掛けたカウンター・クーデターであるという説、スカルノの左傾化と中国への接近を警戒した米国CIA〔CIAは9・30事件の報告書でジャカルタを「クーデターに理想的な都市」と報告しており、事件から8年後の1973年に発生したチリのアウグスト・ピノチェトによるクーデターチリ・クーデター)を「オペレーション・ジャカルタ」と呼称している。〕、インドネシア共産党と親密であった中国共産党の関与など〔西村眞悟は、この事件の最大の原因として、インドネシアに共産主義政権を樹立しようという中国共産党の意向があり、中華人民共和国の首相であった周恩来がクーデターの謀略を主導していたと主張しているが出典:西村眞悟の時事通信バックナンバー 平成17年(2005年)5月23日付 、日本の東南アジア研究者の多くの見解は、この西村の意見とは異なる。なお、ユン・チアンも著書『マオ』の中で、類似の指摘をしている。〕〔事件が9月30日に起きたのも、翌10月1日の中華人民共和国建国記念日で周恩来がインドネシアに新たな共産党政権が樹立できたことを天下に発表できるタイミングを狙ったとされる。〕、さまざまな陰謀説が主張されているが、いずれも推測の域を出ていない。
スハルトが2008年1月27日に死亡したため、本人の口から事の真相を聴くことは不可能となり、また事件後の「共産主義者狩り」に動員された人々の多くが加害者側からの報復を恐れて口を閉ざしていることも、事件の全貌を解明することを難しくしていると言える。しかし近年、9・30事件をテーマとした映画が制作され、インドネシアでも上映されたことをきっかけに事件の真相究明を求める動きが広がっている。
インドネシア国内では「9月30日運動 Gerakan Tiga-puluh September」、略して「G-30-S」という。また、クーデター部隊やその協力者をナチスゲシュタポ(=恐怖政治のイメージ)にかけて、「ゲスタプ(Gerakan September Tiga-puluh)」ともいわれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「9月30日事件」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Transition to the New Order 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.