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7.62x54mmR弾
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7.62x54mmR弾 : ミニ英和和英辞書
7.62x54mmR弾[たま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

2x : [2x]
 2x, diploid number
: [たま]
 【名詞】 1. bullet 2. shot 3. shell 

7.62x54mmR弾 : ウィキペディア日本語版
7.62x54mmR弾[たま]

7.62x54mmR弾は、ロシア帝国により開発された起縁式小銃実包であり、1891年に軍用弾薬として導入された。開発から1世紀以上経過しているが、現在でもロシア連邦軍の他、中国や北朝鮮、ベトナムなど冷戦時代には東側陣営に属した国々で広く用いられている。本弾薬は開発当初、モシン・ナガン用として設計され、帝政ロシア時代の後期から、現代のソビエト連邦の終結までを通じ、機関銃やトカレフM1940半自動小銃のような小銃に採用されている。この実包は、幾種か作られた代表的な起縁式実包の一つで、いまだに軍に残って用いられており、かつ、世界のすべての軍が作り出した弾薬の中でも最長の採用年数を持つ。
アメリカ製のウィンチェスターM1895もまた、当時のロシア政府との契約によってこの弾薬を使用した。7.62×54mmRは未だロシア連邦軍において、ドラグノフ狙撃銃や、他の狙撃銃により使用されている。この経緯はPKMのような、いくつかの最新の機関銃と同様である。歴史的に、本弾薬は「7.62mm ロシアン」として知られ、また今なお口語でそのようにしばしば呼称される。しかしこの「R」とは、現代の公式なCIP(直訳すれば常設国際銃審査委員会。ヨーロッパ他の14カ国が加盟する国際機関)の表示、「7.62 × 54 mm R」において起縁式(Rimmed)を示す。これはCIPの標準的な呼称に倣っている。本実包の名称は「7.62 ソビエト」弾薬としばしば混同されるが、この弾薬はSKSカービンAK-47で使われる7.62x39mm弾のことである。
== 背景 ==
7.62×54mmR弾は、世界のいくつかの主要な軍隊で、未だに通常の作戦任務に就いているものとしては最古の実包である。2011年、この弾薬は採用年数が120年に達した。7.62×54mmR弾は2011年現在、主としてドラグノフのような狙撃銃や、PKMのような機関銃で用いられている。弾道性能は.308 ウィンチェスターや、7.62x51mm NATO弾に類似する。同じ長さの射撃試験用銃身が比較に用いられるとき、.30-06 スプリングフィールド実包(7.62x63mm)はより高い腔圧と薬莢容量を持つことから、7.62×54mmRよりも優良である〔。304.8mm長(24インチ)の銃身を使用した.30-06 スプリングフィールド実包と、355.6mm長(28インチ)の銃身を使用した7.62×54mmR実包を比較した時でも、後者は.308 ウィンチェスターにより一致した弾道を描く。また、いくつかの現代的な装薬を充填した7.62×54mmRは、.308 ウィンチェスターの威力にほぼ近似する。アメリカ製の伝統的な.30-06実包との性能の近似、同様に豊富な軍事・歴史的価値、また驚異的な長命から、7.62×54mmR弾は「ロシアの30-06」とも呼ばれている。本実包は.22 ホーネット弾、.30-30 ウィンチェスター弾、そして.303ブリティッシュ弾のように、今日まで広く小銃用に用いられており、また薬莢がボトルネック形状、起縁式、そして雷管がセンターファイア式となっている弾薬の一つである。1880年代後期、また1890年代のボトルネック形状で起縁式の実包は、大部分が第一次世界大戦終結までには用いられなくなっている。
7.62×54mmR実包は当初、13.7gの蛋形(ラウンドノーズ)をした完全な被甲(フルメタルジャケット)弾頭を有した。日露戦争での経験から、これは1908年に9.7gの尖形をした被甲弾頭に代替され、現代まで標準のまま残っている。弾道の正確さを増すために、ドラグノフ狙撃銃は7N1という派生型の薬莢を使うが、これは通常の推進体を撃ち出す替わりに用いられ、9.7gのボートテール(弾尾を絞って空気抵抗を減らした形状)をした被甲弾頭を持つ。7N14はドラグノフSVDのために開発される新しい装薬である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「7.62x54mmR弾」の詳細全文を読む




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