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3000mSC ( リダイレクト:3000メートル障害 ) : ウィキペディア日本語版
3000メートル障害

3000メートル障害(3000mしょうがい, )は、陸上競技障害走の一種で、障害を通過しながら3000メートルを走るタイムを競う。一般的に3000mSCと表記され、「SC」とは「スティープルチェイス」(Steeplechase)の略である。。
== 概要 ==
Steeple(教会の尖塔)を追う、という意味の競技名が示す通り、昔、ヨーロッパの各々の村が教会を中心としたコミュニティーだった時代、ある村の教会を出発点とし、別のある村の教会をゴールとした徒競走(もしくは馬術競走)をする際に村境を示す柵や堀を飛び越えて行ったことに由来する、ヨーロッパなどで人気の高いクロスカントリーのレースをトラック上で再現するためにつくられたと言われている(競馬障害競走を陸上競技に転用したものという説もある)。
障害物(平均台に類似した形状でハードルと同様のペイントを施したもの)が4個、障害物の着地点に水濠があるもの1個の計5個の障害がトラック上にある。障害物の高さは、男子が91.4cm、女子が76.2cmである。水濠の深さは、男女とも、一番深いところで0.7メートル。水濠の長さは、男子が3.66メートル、女子が3.06メートルある。競技場によっては、水濠がトラックの内側にある物と外側にある物とがある(日本では外側に設置してある競技場が圧倒的に多いが、近年国際大会で使用されるトラックが9レーンのため世界的には内側に設置している競技場が多い)。8レーントラックの外側に水濠が設置されている場合、1周の距離は421m、トラックの内側に水濠が設置されている場合は1周の距離は390mとなる。日本では1954年以降日本記録として公認している〔陸上競技マガジン1999年記録集計号321p〕。
3000メートルという比較的長い距離を走るものの、約80メートルおきに跳躍しなければならないため、ある程度のスピードを維持しないと障害を越えることができない。またハードルと違い、脚を掛けても障害は倒れないため転倒事故も起こりうる非常に過酷なレースとなる。さらにジャンプ時の着地や水濠の通過等で相当な体力を奪われることになり、ペース配分を考えないと好記録はおろか完走すら出来なくなるという競技である。なお、夏季オリンピックにおいて本競技は男子は1900年パリオリンピックからの正式種目で、世界陸上でも第1回の1983年世界陸上ヘルシンキ大会からの正式種目であるが、女子は競技の過酷さから、正式種目となったのは2008年北京オリンピックからで、世界陸上でも2005年世界陸上ヘルシンキ大会からと遅いものであった。
現在、世界的に男子ではケニアを中心としたアフリカ勢のレベルが高く、ヨーロッパ勢がそれを追う形になっている。女子も男子同様にアフリカ勢が強く、ヨーロッパ勢(特にロシア)がそれを追う形になっている。この種目においてアジア(主に中東出身)の選手は男女とも8位以内入賞できれば上出来といったところのレベルであるが、しばしば上位入賞ができる力量をもっている。日本人選手は比較的に健闘しており、1972年ミュンヘンオリンピックで小山隆治が9位、2003年世界陸上パリ大会岩水嘉孝が11位、2005年世界陸上ヘルシンキ大会早狩実紀が12位と入賞こそ果たせなかったものの、過去3人が決勝進出を果たし、日本人選手の可能性を示した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「3000メートル障害」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 3000 metres steeplechase 」があります。




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