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釘 : ウィキペディア日本語版
釘[くぎ]

(くぎ、英語 Nail)とは、ねじ部を持たない略棒状の本体をほぼ変形させることなくそのままハンマー等で打ち込むことによって結合する固着具〔意匠分類定義カード(M3) 特許庁〕。
一般に金属または、で作った細いの一端を尖らせているものである。金槌玄能)などで打ち込んで、木材合板・ボード類などを接合固定したり、などに打ち込み、を掛けたりするのに用いる。パチンコ台では真鍮製の釘を使用してパチンコ玉の跳ね返りなどを起こし、台の出球を調整したりする役割を持つ。一般に釘は丸いが日本ではかつて江戸期まで四角い釘(角釘・和釘)も使われていた。
== 日本における釘の歴史 ==

飛鳥時代から明治時代初頭までは、和釘が各種建築物に用いられていた。法隆寺の金堂から飛鳥時代の和釘が用いられていたことが確認され、これが日本で使用確認された中で一番古い釘である。和釘は、当初日本刀と同様に鍛造によって製作されており、釘型の金属製品を作成する鍛冶屋を「釘鍛冶」とも言った。人口増に伴う住宅需要の増加などから、江戸時代初頭には鋳造が主流となった。
1872年頃から、西洋建築には和釘では接合力の弱さの為対応できないとし、フランスから船便による洋釘の輸入が大量に始まった。フランスだけではなく、イギリスベルギードイツオーストラリアアメリカと順次輸入を拡大。和釘は淘汰されていった。
安田工業が、1897年(明治30年)に深川にて製釘工場を開始したのが、大規模西洋製釘の始まりとされている。当初は、釘の材料となる線材を全て輸入に頼っていたため、海外からの釘の輸入価格に太刀打ちできず、また政情に輸入量も左右されていたが、釘の安定供給を国策として官営八幡製鐵所1908年(明治41年)線材の生産を開始。これに伴い、洋釘も国内生産で賄えるようになり、現在に至る。今では和釘使用は宮大工による寺社建築の新築、修繕のみとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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