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酸化被膜 : ウィキペディア日本語版
不動態[ふどうたい]

不動態(ふどうたい、不働態とも)とは、金属表面に腐食作用に抵抗する酸化被膜が生じた状態のこと。この被膜は溶液やにさらされても溶け去ることが無いため、内部の金属を腐食から保護するために用いられる。なお、本来「不態」が正字であるが、現在は「不態」と表記する。
酸化力のある酸にさらされた場合や、陽極酸化処理によって生じる。不動態の典型的な被膜の厚みは、例えばステンレスに生じる不動態の場合、数nmである。
すべての金属が不動態となるわけではない。不動態になりやすいのは、アルミニウムクロムチタンなどやその合金である。また、これらの金属は弁金属(バルブメタル)と呼ばれる。
==実用例==
不動態を用いた例として、次のものが挙げられる。
* アルマイト - アルミニウムの陽極酸化処理。希硫酸などを用いた電気分解により、アルミニウム表面に酸化アルミニウムの被膜を形成。
* 電解コンデンサ - アルミニウム、タンタルもしくはニオブを陽極酸化処理し、表面に緻密な酸化被膜を形成した陽極を用いたコンデンサ。
* ステンレス - 含有するクロムの空気酸化により、表面に酸化被膜を形成。
* パシベート処理 - ステンレス鋼をより強くするために皮膜を厚くする。
* 発色チタン -チタン、もしくはジルコニウムは、陽極酸化処理によって多彩な発色を呈する。紫外線劣化しない発色法として宝飾品・装飾品に用いられる。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「不動態」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Passivation (chemistry) 」があります。



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