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調製ココア : ウィキペディア日本語版
ココア

ココア(cocoa、 ウコウ )とは、カカオマスから一定の割合のココアバターを分離した固形分、またはその粉末ココアパウダーの略称である。また、ココアパウダーを溶かした飲料の略称としても用いられる。以下の歴史で示されるように、カカオマスからココアバターを分離するようになるまでココアという言葉はなく、固形にも液体にもならないペースト状のチョコレートのみが存在していた。
狭義には、カカオはココアの原料であり、カカオマスの油脂分を減らしたものがココアである。カカオマスから抽出される油脂をココアバターと呼ぶ。カカオマスの油脂を減らしていないもの、あるいは、ココアバターを加えて油脂分を増やした食品がチョコレートである。
したがって飲料も厳密にはココアパウダーを溶かしたものがココアであり、カカオマスや(調整後の)固形チョコレート、チョコレートソース、チョコレートシロップを溶かしたものがホット・チョコレートである。実際に製法が違うので、ほとんどの日本の喫茶店ではココアとホット・チョコレートは別々にメニューに載っている。これは家政科や女性誌でも知られてきた知識である。しかし日本を含む多くの国や地域で混同して使われている。
広義のココアはカカオ豆、カカオペースト(カカオマスを滑らかにしたもの)、ココア、ココアバターを含む、チョコレート製品の原料全般を指す。それでもココアとチョコレートは別の単語になることに注意されたい。以下では主に狭義のココアを説明する。
== ココアの製法 ==
ココアはカカオの種子(カカオ豆)を発酵焙煎させた後、種皮胚芽を取り除いてすり潰したカカオマスからココアバターと呼ばれる油脂分を搾油した残りのココアケーキとして得られる。ココアケーキを粉砕しココアパウダーにする。さらにココアパウダーに砂糖や粉乳を加えて「調整ココア」にする場合が多い。
ココアパウダー(ピュアココア)はカカオマスをある程度脱脂した後、粉末にしたもので約300粒のカカオ豆からおよそ1kgのココアパウダーが取れる。ピュアココアにもココアバター含有量は11~24%含まれている〔明治製菓 Van Houten などの製品包装〕〔製菓用ローファットココアの製品包装〕。油分0%のココアパウダーは法的な基準を満たさないため、「ココアパウダー」とは呼ばれない〔S.T.ベケット、p.51。〕。
なおココアパウダーを生産する際、パウダーが水やミルクに添加されたときに生じる凝集沈殿を防ぐ目的で、ほとんどのカカオリカーアルカリ剤が添加される。このアルカリ化は19世紀のオランダで開発されたため、ダッチ・プロセスと呼ばれる〔S.T.ベケット、p.50。〕。。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ココア」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cocoa bean 」があります。



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