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藤原惟通[ふじわら の のぶみち]
藤原 惟通（ふじわら の のぶみち、生年不詳 - 寛仁4年7月3日（1020年7月25日））は、平安時代中期の官人。藤原北家利基流。越後守藤原為時の子。母は不詳。藤原惟規・紫式部らの異母弟。従五位下・安芸守〔『尊卑分脈』による。『小右記』では四位まで昇進したとする記述もある（寛仁3年7月13日条）。〕。
寛仁3年（1019年）7月、常陸介に任ぜられ、翌寛仁4年（1020年）7月3日に任地で卒去した。享年不詳だが、40代前半だったと思われる。
惟通が没した後も、彼の母（式部の継母にあたる）と妻子は帰京せずに常陸国にとどまった。これは常陸国に惟通とその一族が所有する荘園があったことを意味している。惟通が没した年の寛仁4年（1020年）閏12月26日、惟通の未亡人が平為幹に強姦されるという事件が起こった。惟通の母の訴えにより、為幹は逮捕されて身柄を拘束されたが、翌年には赦免されている。
== 関連項目 ==
*平為幹
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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