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東愛子 : ウィキペディア日本語版
東愛子[あずま あいこ]

東 愛子(あずま あいこ、1899年1月15日 - 1967年7月)は、日本の女優である〔名鑑 東西, p.29.〕〔日本図書センター, p.32〕〔''東愛子''コトバンク、2013年7月4日閲覧。〕〔''東愛子''、''jlogos.com'', エア、2013年7月4日閲覧。〕〔''東愛子''日本映画データベース、2013年7月4日閲覧。〕〔''東愛子''、日本映画情報システム、文化庁、2013年7月4日閲覧。〕。出生名は芸名と同じ〔、二代目市川荒太郎との結婚後本名は市川 愛子(いちかわ あいこ)〔〔〔、晩年の本名は出生名に戻した〔官報, p.32.〕。
松竹女優養成所第1期生として知られ、新派第2期成美団)、初期の新国劇松竹キネマ時代劇の映画女優を経て、松竹家庭劇の最高幹部、美貌のスター女優として、京都・大阪の舞台に多くの足跡を残した〔〔〔〔長谷川, p.329.〕。清水宏の監督デビュー作『峠の彼方』にも主演している〔〔。元国防婦人会松竹分会長〔国立, p.236.〕。
== 人物・来歴 ==

=== 松竹女優養成所第1期生 ===
1899年明治32年)1月15日大阪府大阪市南区恵美須町(現在の同府同市浪速区恵美須)に生まれる〔〔〔。
当時4年制の旧制小学校を1909年(明治42年)に卒業、旧制・高津女学校、および梅花塾を卒業している〔〔〔。1912年(大正元年)9月25日、京都に新設された松竹女優養成所に満13歳で入所、同所の第1期生となる〔〔。20人の同期生には、常盤操子和歌浦糸子富士野蔦枝衣笠みどり(中退〔衣笠みどり 、''jlogos.com'', エア、2013年7月4日閲覧。〕)、可知喜代子住の江蘭子、三品花子、伊達京子、河原月子、渡君江、小坂きみ子らがいた〔松竹, p.110.〕〔盛内、p.239-240.〕〔田中, p.116.〕。1913年(大正2年)、大阪・道頓堀浪花座で初舞台を踏む〔。翌1914年(大正3年)3月には、尾上多見之助らの『天保の改革』等を上演した京都・南座で、現代劇『庭』に常盤操子らとともに出演〔国立, p.145-147.〕、1915年(大正4年)3月には、同じく南座で、中村福之助が主演した橋本理木庵原作の『恨の真葛』に常盤操子、和歌浦糸子、富士野蔦枝、住の江蘭子、可知喜代子、三品花子らとともに出演した記録が残っている〔国立, p.255-257.〕。1917年(大正6年)に発行されたゴシップ本『女優総まくり』には、おなじ松竹女優養成所第1期生の常盤操子、和歌浦糸子、富士野蔦枝、住の江蘭子、可知喜代子、伊達京子らにはそれぞれ1章が割かれて記述されているが、愛子の章は存在せず、ゴシップや批判記事が記述されていない〔紅鳥, 目次および p.144, 150, 157, 163, 177, 190.〕。
1918年(大正7年)には、常盤操子とともに喜多村緑郎ら新派本流の第2期成美団に入団し、新派女優になる〔〔〔。1919年(大正8年)に発行された『女盛衰記 女優の巻』の「東愛子」の章には「浪華女の愛子よ。お前は新國劇の中で、一番可愛く光つてゐる女だ」に始まり、賛美されているが〔三楽, p.92.〕、当時、澤田正二郎の新国劇にも出演していたことは、吉井勇ものちに回想している〔吉井, p54.〕。当時、澤田と親しかった村嶋歸之は、楽屋風呂にまで入るほどの新国劇との親密な交流をしていたが、風呂で愛子と偶然いっしょになりひどく赤面したことを回想している〔村嶋, p.325.〕。1921年(大正10年)には、柳永二郎らとともに角座に出演、翌1922年(大正11年)には、角座の「若手新旧劇合同」に出演し、関西歌舞伎の二代目市川荒太郎と出逢う〔。同年、荒太郎と結婚した〔。1923年(大正12年)に発行された『現代俳優名鑑』の「市川荒太郎」の項によれば、同年当時は大阪市南区天王寺北山町5460番地(現在の同市天王寺区上之宮町)に夫の荒太郎や使用人たちと住んでいたようであるが〔名鑑 關西, p.3.〕、一方、同書の「東愛子」の項には、出生地と同じ場所に父母とともに住んでいる旨が記載されている〔。当時の身長は、四尺九寸七分(約150.6センチメートル)であった〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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