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手塚勝巳 : ウィキペディア日本語版
手塚勝巳[てづか かつみ]

手塚 勝巳(てづか かつみ、1912年8月31日 - 没年不明)は、日本の元俳優スーツアクター。元プロ野球選手
== 来歴・人物 ==
戦前にプロ野球選手(早実-専修大学を経て大東京軍、ポジションは投手→外野手。通算5試合に代打出場し、5打数0安打)の経験があり、敗戦後新東宝を経て、東宝に入社。
マキノ雅弘の口利きで東宝に入社しており、一俳優ではあったが、東宝の重役も頭が上がらなかったという。俳優仲間の待遇面などでの折衝役も任じ、親分肌で、東宝俳優部のいわゆる「大部屋」俳優たちのトップにいた人気者だった。
ゴジラ』でゴジラ役に抜擢されたが、着ぐるみが重すぎて、リハーサルで3メートルほど歩いたところでギブアップしてしまった。より若い中島春雄が先に10メートルほど歩いてみせ、これを見て円谷英二はメインを中島に交代させた。おもに国会議事堂でのシーンなどゴジラ役を担当した。
ゴジラの逆襲』では、ゴジラの相手役のアンギラスを演じた。ゴジラ役の中島は、普段大部屋で頭の上がらない親分格の手塚を、中之島のシーンで首根っこを捕まえた際につい力が入ってしまったかもしれない述懐している。
大怪獣バラン』では中島の補助でバラン役を演じたが、プール撮影の際に照明の電源ボックスがプールに落ち、感電してしまったことがある。
その後も、中島の補助役として、数々の怪獣役を演じた。
俳優を引退後の消息に関する情報は無い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「手塚勝巳」の詳細全文を読む



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