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大阪市電1651形 : ウィキペディア日本語版
大阪市交通局1651形電車[おおさかしこうつうきょく1651がたでんしゃ]

大阪市交通局1651形電車(おおさかしこうつうきょく1651がたでんしゃ)とは、大阪市交通局が保有していた路面電車車両である。1940年に遊休車となっていた5両のボギー散水車から改造され、登場当時は1581形と付番されていた。このため、この項では改番までの記述を1581形を使い、改番後の記述は1651形を使う。
== 製造経緯 ==
1937年に勃発した日中戦争は華北から華中・華南へと戦火が拡大し、国力の大半を戦争遂行に費やされる総力戦となった。戦時色が強くなった1938年に成立した国家総動員法などの戦時の経済統制に関する法律の施行により、民需向けのガソリン、軽油などの石油燃料は木炭やコーライトなどの代用燃料に代替されることとなった。
大阪市においても、1938年10月に民営の大阪乗合バス(青バス)の事業を買収して再び市内公共交通機関の市営一元化を達成したが、燃料統制が厳しくなる中でバス事業の維持は次第に困難になり、市電と併走していた区間から撤退して、周辺地域のフィーダーサービス確保を中心に路線を設定する方向に転換した。このことによって市電へ乗客が集中するようになったほか、軍需産業の活性化に伴い、軍需工場や港湾で働く労働者も増加したことから、市電の輸送力確保が大きな課題となった。このために、1940年2月から利用者の少ない停留所を通過する急行運転を開始して輸送力の確保を図ったほか、車両の面でも、801形の登場以降中型車を次々と投入していたものを一変させて大型車を投入することになったが、この頃になるとすでに物資が不足して、車両の割当を受けても新造することは容易ではなくなっていたことから、道路の舗装の進展によって遊休化していたボギー散水車の26 - 30号を活用して、1601形以来12年ぶりの大型ボギー車である1581形を登場させることとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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