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大泉サロン : ウィキペディア日本語版
大泉サロン[おおいずみさろん]
大泉サロン(おおいずみサロン)とは、竹宮惠子萩尾望都が同居し、「24年組」と呼ばれた漫画家達が集っていたアパートを指す。
== 概要 ==

所在地の東京都練馬区大泉にちなんで坂田靖子が命名したとされる。竹宮の友人の増山法恵(竹宮のプロデューサー・原作者をへて、のちに作家)が「女性版トキワ荘」のような場を作る計画を立て、増山の家の真向かいの長屋で竹宮と萩尾が生活し始めた。増山によると、それまでの竹宮と萩尾は漫画マニアではあったが、映画や本の知識はほとんどなく、それらに詳しかった増山が彼女たちに、様々な作品を教えたという。また、のちに二人の作品のテーマになる「少年愛」も、もともとは増山の趣味であり、彼女が二人に伝授したという〔別冊宝島『70年代漫画大百科』P.166~173〕。だが漫画マニアで本や映画の知識がなかったという点は二人の生い立ちや文化環境、24年組での活動証言からは大きく食い違う。
そこに次第に、山岸凉子(昭和22年生まれ)、山田ミネコ(昭和24年生まれ)、ささやななえこ(昭和25年生まれ)、伊東愛子(昭和27年生まれ)、佐藤史生(昭和27年生まれ)、奈知未佐子(昭和26年生まれ)、金沢の少女同人サークル「ラブリ」の、坂田靖子(昭和28年生まれ)、花郁悠紀子(昭和29年生まれ)、波津彬子(昭和34年生まれ)など、昭和24年前後に生まれた若き女性漫画家達が集まり、漫画を描いたりアシスタントをしたり語りあったりしては帰宅する生活を送るようになった。彼女らの多くはその後の少女漫画界を担う人材として成長していった。
「サロン」は、1970年から1973年頃までが主要な活動期間で、肉筆回覧誌『魔法使い』の作成や、互いの作品制作への協力、少女漫画の今後のあり方に関する議論などの交流が日夜されていたと竹宮は語っている〔「漫画ノススメ」大泉へ... 『地球へ』の竹宮先生が語る、大泉サロンの思い出 〕。特に大規模なのは、グループで、45日間のヨーロッパ旅行にハバロスク、モスクワ周りで行き、竹宮はじめ24年組がヨーロッパを舞台にした漫画を描く原動力になった〔電子まんがナビゲーター 第2回 竹宮惠子編 その2 「「大泉サロン」の時代の巻」(3)〕。「サロン」解散後も、参画した漫画家同士はそれぞれに親密な関係を持ち続けた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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