翻訳と辞書
Words near each other
・ 名鉄都市間高速バス名古屋・多治見線 東鉄都市間高速バス桜ケ丘ハイツ〜名古屋線
・ 名鉄都市間高速バス名古屋・桃花台線
・ 名鉄都市間高速バス名古屋・豊田線
・ 名鉄都市間高速バス名古屋・高針線
・ 名鉄都市間高速名古屋・関・美濃線
・ 名鉄金山駅
・ 名鉄鏡島線
・ 名鉄電車
・ 名鉄高富線
・ 名鉄高速バスドットコム
名鉄鷹来線
・ 名銀
・ 名鏡次郎吉
・ 名鑑
・ 名門
・ 名門! 多古西応援団
・ 名門! 第三野球部
・ 名門!多古西応援団
・ 名門!第三野球部
・ 名門アサ秘ジャーナル


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

名鉄鷹来線 : ウィキペディア日本語版
名鉄鷹来線[たかきせん]

鷹来線(たかきせん)は、かつて愛知県東春日井郡小牧町(現小牧市)の新小牧駅と同県同郡鷹来村(現春日井市)にあった陸軍造兵廠を結ぶ予定だった名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線未成線)。申請時は鳥居松線(とりいまつせん)と呼称され、西春日井郡楠村(現名古屋市北区)の味鋺駅から新小牧駅までの計画だった。
== 概要 ==
昭和16年(1941年)末期、鳥居松村に陸軍工廠名古屋工廠鳥居松製造所、篠岡村に名古屋陸軍幼年学校、鷹来村に名古屋陸軍造兵廠高蔵製造所鷹来分工場が開設された。またこの地域は都市計画事業により名古屋郊外の新興工業都市となることが予定されていたため、これらの労働者輸送のために鉄道の敷設が計画され、名古屋鉄道は同年10月3日に申請書を提出した。
大曽根線(現在の小牧線)味鋺駅を起点とし、途中勝川町・鳥居松村・篠木村・鷹来村・篠岡村・味岡村を通過して大曽根線新小牧駅(現在の小牧駅)に至る併用軌道9.71km、新設軌道2.99km(総延長12.7km)の路線を計画した。全線単線で味鋺から勝川町までの1.74kmは旧勝川線を利用し、その先は街路や県道上の併用軌道、大曽根線上新町駅からの0.58kmは同線と並走する路線であった。
しかし、鳥居松製造所は国鉄中央本線の鳥居松駅(現在の春日井駅)の至近にあり、また同駅から鷹来工場や西山分工場への専用線が既に存在していたため、味鋺 - 鷹来間は既存の路線と重複し新たに路線を敷設する必要はないとして認可されず、1943年昭和18年)に、名古屋鉄道が軌道法に基づく特許「軌道特許状下付」『官報』1943年10月18日 (国立国会図書館デジタルコレクション)〕〔森口誠之著『鉄道未成線を歩く 私鉄編』JTB、2001年、p.182〕を獲得したのは鷹来 - 新小牧間の4.4kmのみであった。
1945年(昭和20年)に着工。同年8月には路盤(線路を敷く部分に設けられる盛り土などをした部分)のほとんどが完成していたが、線路敷設へと移行する段階で終戦となり、計画は中止となった。その後、特許は1961年(昭和36年)に失効した。

Takaki Line 1977-Aerial photography.png|1977年当時の路盤跡。特許を取得できた鷹来線4.4km区間はほぼ完成していた。鳥居松線計画では鷹来工廠からさらに南下して旧勝川線に接続する予定だった。
帰属:国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」 配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「名鉄鷹来線」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.