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ビル・バックナー : ウィキペディア日本語版
ビル・バックナー

ウィリアム・ジョゼフ・バックナーWilliam Joseph "Bill" Buckner , 1949年12月14日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ヴァレーホ出身の元MLB選手(一塁手外野手)。
== 経歴 ==
ロサンゼルス・ドジャースより9月21日に19歳の若さでメジャーデビュー。に40歳で引退するまで、1960年代 - 1990年代までプレーした「4ディケード・プレイヤー」であった。
通算打率.289の好打者として活躍し、ドジャース時代にはにナ・リーグ優勝し、ワールドシリーズ出場を果たす。1月11日リック・マンデイ他一名とのトレードで他の二名と共にシカゴ・カブスに移籍。には首位打者を獲得した。には唯一となるオールスターに選出された。
5月25日デニス・エカーズリー他一名とのトレードでボストン・レッドソックスに移籍し、にはニューヨーク・メッツとのワールドシリーズに出場。この第六戦では痛恨のトンネルエラー(後述)を喫する。
7月23日にレッドソックスを解雇され、28日にカリフォルニア・エンゼルスと契約した。さらに5月9日にエンゼルスから解雇され、13日にカンザスシティ・ロイヤルズに移籍。オフにFAとなり1990年2月にレッドソックスと契約したが、6月5日に解雇されそのまま引退した。
シーズン終了時点で通算成績のうち、出場試合2,517はメジャー歴代50位、打数9,397は45位、安打2,715は62位、二塁打498は60位、単打(シングルヒット)1,994は49位、犠飛97は36位、敬遠111は97位、併殺打247は34位である。
三振は少なく、通算では20.7打数で1三振(以下略)である。この部門において、1980年(32.1)、(25.3)、(18.7)、1986年(25.2)の4回リーグ最高の成績を残し、、、、1987年も第2位であった。この部門でのメジャー歴代順位は94位だが、上位はほとんどが三振の少ない時代(主に1910年代以前)までの打者で、近年の打者の中では非常に優秀である。主に1970年代以後に活躍した他の好打者と比較すると、トニー・グウィンの21.4にはわずかに及ばないが、ウェイド・ボッグスは12.3、ロッド・カルーは9.06、ビル・マドロックは12.93、イチロー(2012年まで)は9.94と、バックナーの数字は際立っている。そのかわり、早打ちのため四球は少なく、通算450でしかない。通算打率.289に対し、出塁率は.321でしかない。
よほどワールドシリーズのエラーの印象が強いためか、レッドソックスの大先輩テッド・ウィリアムズよりも61本多い、メジャー歴代62位(2012年終了時点)の通算2,715安打を打ちながら、アメリカ野球殿堂入りは果たせていない。現時点で、バックナーよりも多くの安打を記録した選手で、殿堂入り資格(引退後5年以上経過)がありながら殿堂入りを果たせていないのは、永久追放となったピート・ローズの他、アル・オリバーペイダ・ピンソンハロルド・ベインズラファエル・パルメイロ(薬物使用が発覚)、バリー・ボンズ(に資格取得したばかりでなおかつ薬物疑惑を抱えている)のみである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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