翻訳と辞書
Words near each other
・ ヒラガシラ
・ ヒラキ
・ ヒラキ (企業)
・ ヒラキ (囲碁)
・ ヒラキ (芸能)
・ ヒラキストア
・ ヒラギノ
・ ヒラギノ明朝体
・ ヒラギノ角ゴシック
・ ヒラギノ角ゴシック体
ヒラコテリウム
・ ヒラサワンダ
・ ヒラシュモクザメ
・ ヒラショー
・ ヒラス
・ ヒラスズキ
・ ヒラセガメ
・ ヒラソウダ
・ ヒラソウダガツオ
・ ヒラソー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ヒラコテリウム : ウィキペディア日本語版
ヒラコテリウム

ヒラコテリウム(''Hyracotherium'')は始新世北アメリカ大陸およびヨーロッパ大陸に生息していた哺乳類。現生するウマ科動物の最古の祖先と考えられており、エオヒップス(Eohippus)という別名(シノニム)でも知られている。和名は「あけぼのウマ」。
== 発見史 ==
1838年にイギリスサフォーク州の河畔で歯の化石が発見されたのを最初として、翌1839年にもイギリス南部の海岸で同じ特徴の歯が付いた頭蓋骨の化石が発見された。これらはいずれも新種の動物のものであると考えられたが、鑑定を行った生物学者のリチャード・オーウェンは、当初この化石をウマ科動物のものであるとは考えず、頭蓋骨の特徴、目の位置、歯の形状などから、イワダヌキ科に属するハイラックスに近いと判断し、1841年、「ハイラックス様の獣」を意味する「ヒラコテリウム」と名付けた。
以降もヨーロッパで同様の化石が発見されたが、いずれも断片的なものでウマ科動物との関連付けは行われなかった。しかしその後北米において系統的なウマの化石が次々と発掘され、さらに始新世の地層から前肢4本、後肢3本の指先にを持つ生物の全身骨格が発見された。これに対して1876年にオスニエル・チャールズ・マーシュが「始新世のウマ」を意味する「エオヒップス」と名付けた。さらにエドワード・ドリンカー・コープによってエオヒップスが北米最古のウマ科動物であることが断定され、またヒラコテリウムの化石との比較により、両者が同一の動物であるとの主張を行った。この説は広く受け入れられ、さらに研究が進んだ今日では、ヒラコテリウムはウマ科最古の動物であるとされている。
なお、名前については「エオヒップス」の方がより生物自体の位置付けをよく表していると評価され、一般向け書籍などでは広く使用されているが、命名順の優先により正式な学名はあくまで「ヒラコテリウム」となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒラコテリウム」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.