翻訳と辞書
Words near each other
・ ヒメイカ科
・ ヒメイソヒヨ
・ ヒメイチゲ
・ ヒメイワシャコ
・ ヒメイワショウブ
・ ヒメウ
・ ヒメウイキョウ
・ ヒメウスノキ
・ ヒメウスバシロチョウ
・ ヒメウスユキソウ
ヒメウズ
・ ヒメウズムシ目
・ ヒメウズラ
・ ヒメウズラシギ
・ ヒメウタスズメ
・ ヒメウツギ
・ ヒメウミガメ
・ ヒメウミガメ属
・ ヒメウミスズメ
・ ヒメウミツバメ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ヒメウズ : ウィキペディア日本語版
ヒメウズ

ヒメウズ(姫烏頭、学名:''Semiaquilegia adoxoides'' (DC.) Makino)はキンポウゲ科に属する多年草。オダマキ属に含めることがある。畑や人家周辺から山間部まで広く見られる。
== 特徴 ==

繊細な多年草で、地下に塊状の地下茎(塊茎)を作る。塊茎は楕円っぽい不定形でその先端から根出葉と花茎を出す。よく育つと枝分かれして増える。
地上の植物体は草丈が10-30cm〔林 (2009)、487頁〕、花茎が根出葉より高く伸びる。根出葉は1回3出複葉、長い葉柄は表面に細かな毛があり、基部は寝ても次第に立って先端の葉身は水平に近く開く。小葉はそれぞれ2-3に裂け、よく育つとそれぞれが更に裂けるので、2-3回3出複葉になりかけているように見える。葉身全体としてはほぼ円形。葉はつやがなく、柔らかい。また紫色を帯びることが多く、特に裏側は紫っぽくなる。葉の表、小葉の基部近くに白い斑紋が出ることもよくある。
花茎は途中に茎葉をつける。茎葉は基本的には根出葉に似ているが、その基部が茎を抱き、柄が斜めに出る。また上に行くにしたがって小さく、幅狭く、葉柄が短くなる。花茎にも葉柄と同じく細かい毛が密生している。
先端に向けてまばらに枝を出し、をつける。花は3-5月頃〔、ややうつむいて咲き、長さ5-6mm、白くて時にやや赤みを差す。花の外から見えるのは、花弁に見えるが実は萼片で、楕円形で五枚、下向きに抱えるように開く。その内側には長さ2.5mmの花弁があり、やや黄色みを帯び、筒状に並ぶ。それらの基部には短いながらがあって萼片の間から上に出る。このような構造はほぼオダマキ属と共通である。
雄しべは9-15、雌蘂は離生して2-5個、棒状。果実は熟すると上を向き、それぞれが内側に向いた真ん中から左右に割れて開き、種子が顔を出す(袋果)。種子は卵形で長さ1mm、黒くて横皺がある。

File:Semiaquilegia adoxoides himeuzu04.jpg|植物体全体
File:Semiaquilegia adoxoides himeuzu02.jpg|根出葉の葉身
File:Semiaquilegia adoxoides himeuzu05.jpg|若い果実


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒメウズ」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.