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パザルキョイ : ウィキペディア日本語版
ナズィッリ

ナズィッリ()は、トルコ都市アイドゥン県に属し、県内で二番目に大きい規模を有する。2007年当時の人口は約104,000人〔由利「ナズィッリ」『世界地名大事典』3、698-699頁〕。
名称はナズル(Nazlu)という遊牧部族名に由来すると考えられている〔。
== 歴史 ==
ナズィッリの約3km北にあるボズユルト村付近には、リュディア時代の集落であるマスタウラ遺跡が存在する〔。マスタウラは周辺で最も古い遺跡であり、市壁、劇場、水道橋の跡が残る〔。
1280年にナズィッリはベイリク(君侯国)のメンテシェ侯国によって支配され、のちアイドゥン侯国の支配下に置かれる。1390年オスマン皇帝バヤズィト1世によって、ナズィッリはオスマン帝国に編入される。当時の町はCuma Yeriとパザルキョイ(Pazarköy)の二つの村から構成され、長らくの間町はパザルキョイの名前で呼ばれていた。1402年アンカラの戦いでバヤズィト1世を破ったティムールは、ナズィッリをかつての所有者であるアイドゥン侯国に返還した。バヤズィト1世の孫ムラト2世の時代に、ナズィッリは再びオスマン帝国の支配下に入る。
19世紀まで一村落だったナズィッリは1831年に郡都に定められ、以後地方経済の中心地として発展する〔。ナズィッリに建つモスクなどの建設物は、18世紀から19世紀にかけての期間に建てられたものが多い〔。トルコ革命の時、ナズィッリはギリシャ軍の占領下に置かれていたが、1922年9月5日にトルコ軍によって解放された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナズィッリ」の詳細全文を読む



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