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ハビロイトトンボ : ウィキペディア日本語版
ハビロイトトンボ

ハビロイトトンボ (''Megaloprepus caerulatus'') は中南米に生息するイトトンボの一種。ハビロイトトンボ属単型である。翼開長は19 cmに達し、現生のトンボとしては最大である。大きさと翅の模様から、飛ぶ姿は「青と白に瞬くビーコンのよう」と形容される〔Leigh, 38.〕。
成体は造網性のクモを捕食する。雄は水の溜まった樹洞縄張りとし、雌はそこに産卵する。ヤゴは樹洞の頂点捕食者であり、オタマジャクシ水生昆虫などを食べる。
== 幼生 ==
樹洞などに溜まった水の中(ファイトテルマータ)に産卵する。卵の孵化には、最短で18日、最長で半年かかる。これは、孵化する時期をずらすことで、樹洞内の捕食者が存在しない時に孵化する確率を上げるためである〔Fincke, "Population Ecology", 392, 403.〕。
他のトンボのように、ヤゴは肉食性である。餌は主にボウフラだが、オタマジャクシハナアブユスリカの幼虫・他のヤゴなども餌となる〔Fincke, "Population Ecology", 393.〕。溶存酸素の少ない環境に適応するため、腹端の尾鰓は幅広く、細かい褶がある〔Corbet, 82.〕。各尾鰓には白点があり、他種のヤゴとは容易に区別できる〔Fincke, "Interspecific Competition", 83.〕。
1つの樹洞には最大で13匹、1匹あたり約250個の卵が産み付けられる。しかし、ヤゴは積極的な共食いを行い、最終的に水1-2 L中に1個体程度の密度となる〔Fincke, "Population Regulation", 118, 124.〕。だが縄張りを持つわけではない〔Fincke, "Larval Behavior", 77-80.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハビロイトトンボ」の詳細全文を読む



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