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イトヒキアジ : ウィキペディア日本語版
イトヒキアジ

イトヒキアジ(糸引鰺、学名 ' )は、スズキ目アジ科に分類される海水魚の一種。全世界の熱帯亜熱帯海域に広く分布するアジで、和名通り幼魚の背鰭と臀鰭が状に長く伸びる。
標準和名は神奈川県三崎での呼称に由来する。他に日本での地方名はイトヒキダイ(新潟・神奈川県鎌倉)、カンザシダイ(神奈川)、ウマヒキ(和歌山県串本)、カガミウオ(和歌山・高知)、キョウゲンウオ(長崎)、エバアジ、ヤバタ(鹿児島)等がある〔蒲原稔治著・岡村収補訂『エコロン自然シリーズ 魚』1966年初版・1996年改訂 保育社 ISBN 4586321091〕〔井田齋 他『新装版 詳細図鑑 さかなの見分け方』2002年 講談社 ISBN 4062112809〕〔本村浩之監修 いおワールドかごしま水族館『鹿児島の定置網の魚たち』2008年〕。 )は、スズキ目アジ科に分類される海水魚の一種。全世界の熱帯亜熱帯海域に広く分布するアジで、和名通り幼魚の背鰭と臀鰭が状に長く伸びる。
標準和名は神奈川県三崎での呼称に由来する。他に日本での地方名はイトヒキダイ(新潟・神奈川県鎌倉)、カンザシダイ(神奈川)、ウマヒキ(和歌山県串本)、カガミウオ(和歌山・高知)、キョウゲンウオ(長崎)、エバアジ、ヤバタ(鹿児島)等がある〔蒲原稔治著・岡村収補訂『エコロン自然シリーズ 魚』1966年初版・1996年改訂 保育社 ISBN 4586321091〕〔井田齋 他『新装版 詳細図鑑 さかなの見分け方』2002年 講談社 ISBN 4062112809〕〔本村浩之監修 いおワールドかごしま水族館『鹿児島の定置網の魚たち』2008年〕。
==特徴==
成魚は全長1mに達する。最大で全長1.5m・体重22.9kgの記録もある。体高が高く側扁した体型をしている。全長数cmほどの幼魚は体型が菱形で、第二背鰭と臀鰭の軟条が糸状に著しく伸長して後方にたなびく。また糸状に伸びた軟条部の根元は黒ずみ斑点となる。和名はこの幼魚の形状に由来する。
但し成長するにつれ糸状の鰭は体に比べて短くなって状を呈し、体は前後に細長くなり、額が円みを帯びてくる。成魚はギンガメアジ属ヨロイアジ属に似た体型になる。軟条が長く発達するのとは対照的に、第一背鰭の6-7棘条は短い遊離棘となり、成魚では皮下に埋没する。また臀鰭の2遊離棘も皮下に埋没する。
体表は光沢のある銀色で、幼魚の体側には「く」の字形の横縞が6本あるが、これも成長につれ不明瞭になる。側線は第二背鰭第12軟条下から尾鰭手前まで直走し、ここには小さな稜鱗が8-30枚並ぶ〔〔内田亨監修『学生版 日本動物図鑑』1948年初版・2000年重版 北隆館 ISBN 4832600427〕〔岡村収・尼岡邦夫監修『山渓カラー名鑑 日本の海水魚』(アジ科解説 : 木村清志)1997年 ISBN 4635090272〕〔''Alectis ciliaris'' /''A. indicus'' /''A. alexandrinus'' - Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2009. FishBase. World Wide Web electronic publication. version (11/2009)〕。
全世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布し、幼魚は温帯域にも出現する。日本近海では、日本海側は佐渡島、太平洋側は茨城県まで見られる。幼魚は水面近くを泳ぎ、内湾でも見られるが、成魚は水深60-100mの海底付近に生息する。食性は肉食性で、小魚や甲殻類等の小動物を捕食する〔〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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