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アエードーン : ウィキペディア日本語版
アエードーン
アエードーン ()は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してアエドンとも表記される。
ホメーロスによれば、ゼウスに罰せられたパンダレオースの娘。彼女はテーバイの王ゼートスとの間に2人の子をもうけたが、夫の兄弟であるアンピーオーンの妻ニオベーが14人の子を生んだのをねたみ、ニオベーの子を殺そうとして、誤ってわが子を殺してしまった。悲しみにくれる彼女を哀れんだゼウスは、アエードーンの姿をナイチンゲールに変えた。
また別の話では、ポリュテクノス(技巧な大工)の妻。夫婦仲のよさを自慢したため女神ヘーラーの怒りを招き、2人は仲たがいする。夫が妹のケリドニスを誘惑した復讐に息子イティスを殺す。哀れんだゼウスがアエードーンをウグイス、ケリドニスをツバメ、ポリュテクスをキツツキに変えたという。
== 参考文献 ==

*ホメロス『オデュッセイア(上)』松平千秋訳、岩波文庫
*高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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