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おむつケーキとは、赤ちゃん用のおむつを束ねて装飾をほどこし、あたかもデコレーションケーキのような見栄えにしたものをいい、赤ちゃんの誕生祝いに際しての贈り物にされることがある。英語の「diaper cake（diaper＝おむつ）」「baby cake」の音訳で、ダイパーケーキ、ベイビーケーキともいう。通常は紙おむつで作るが布おむつで作ることもできる。 アメリカで先に広まっていたが、出産祝いや前祝いのパーティーなどで実用的でかわいらしいとの事で贈り物になること、又日本の産婦人科病院では生花をお祝いに持って行けない病院が多くなってきたためレースやリボン・シルクフラワー・ぬいぐるみなど彩られ赤ちゃんのおむつを束ねたおむつケーキは、日本でも出産祝いの品として現在急速に普及し、マスコミにも登場するようになった〔「披露宴、飛んでる気分 風船だけでドレス 前橋の「ハーティーバルーン」 ／群馬県 」朝日新聞2010年08月23日朝刊群馬全県・１地方版、P033。〕。おむつだけではなく、おもちゃ、子供用のソックス、下着類、よだれかけ、子供用フォークなどを入れることもある〔「おむつケーキ：人気 出産祝い、初節句の贈り物に 赤ちゃんの必需品デコレーション」毎日新聞2016年2月12日、岐阜地方版、p.21。〕。自宅に飾るためのものとしては、病院に持ち込めないような花などをあしらう場合もある〔「［なっ解く］マナー 出産祝い 贈る時期 1か月以内に」読売新聞2015年10月15日、東京朝刊生活B、p.19。〕。 アメリカでは妊婦の友人がホスト役となり、産前にこれから必要なものをシャワーのようにプレゼントする、というベビーシャワーと呼ばれるパーティーを催すことが一般的である。そのパーティーでかかせないアイテムとしておむつケーキが誕生した。 おむつケーキは既製品として販売されている他、手芸品として自作される。日本ではおむつケーキを自作するための講習イベント等も開かれている〔「豪華「おむつケーキ」 飾って、使って…実用的な贈り物 装飾にレースや造花【大阪】」朝日新聞2010年5月7日朝刊、p.20。〕〔「聖誕祝う？ おむつケーキ 洲本で展示、25日作り方披露 ／兵庫県 」朝日新聞2013年12月14日朝刊淡路・1地方版、P027。〕。 ただし、おむつケーキはメーカーの包装を解いて人手で作るので、他人の手が触れたおむつ、しかも防湿されていないおむつをわが子に使うのは「衛生的に不安」という理由や、サイズがプレゼントされた赤ちゃんに合うとは限らない、といった理由で必ずしも歓迎されるとは限らない。 日本では、寿司折りをイメージして、シャリ部分はおむつ、ネタ部分はよだれかけなどの育児グッズを用いたおむつ寿司も考案され、販売されている。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「おむつケーキ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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